コクピットに見えた謎の個体とは?ポルシェ マカンEV、內部を激写

■ステアリングホイールのハブに非常にコンパクトなディスプレイ搭載か

ポルシェは現在、エントリークロスオーバーSUV「マカン」次期型EVバージョンを開発中ですが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、インテリアを初めて鮮明に撮影しました

ポルシェ マカンEV_005
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

開いた窓から撮影したインテリア画像は、助手席側からのキャビン内の様子。ドライバーと助手席の間にはインフォテイメントスクリーンを配置、ステアリングホイールの後ろにはフルデジタルインストルメントクラスターが確認できます。

一方、窓が閉じたまま撮影されたショットでは、ダッシュボードのカモフラージュ用ファブリックが取られ、半円のインストルメントクラスター上部の輪郭が見えるほか、ポルシェのスポーツクロノパッケージに装備されたアナログ時計が確認できます。

ポルシェ マカンEV_001
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

注目は、インストルメントクラスターの前方、ステアリングホイールのハブのすぐ上に位置する突起物です。はっきりとはわかりませんが、非常にコンパクトなディスプレイの可能性があります。

残念ながら何が表示されているかはわかりませんが、充電状態のゲージから、高度な運転支援機能のための、ドライバーとの新しい形式のコミュニケーションまで想像力を掻き立てられます。

市販型では、アウディと共同開発する「PPE」プラットフォームを採用、100kWhのバッテリーパックに対応するように開発されており、使用可能容量は96~98kWhで、270kW以上の急速充電に対応します。

また、デュアルモーターのセットアップにより、最高出力は603ps・最大トルクは1,000Nmを発揮するとみられるほか、後輪駆動となるシングルモーターバージョンも計画されています。

ポルシェ マカンEV_007
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

マカンEVの重量はまだ確認されていませんが、同ブランドではリアアクスルに52%のスポーティな「リアバイアス・ディストリビューション」を提供すると述べており、トラクションが向上するとみられます。

マカンEVのワールドプレミアは、VWグループのソフトウェアチームのトラブルにより遅れが出ており、2024年内となりそうです。

また、ガソリン燃料バージョンは、ポルシェがPPEベースの電気モデルを独占的に提供する前に、数年間販売される予定となっています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる