■スポーティなフラットボトムステアリングホイールも確認
BMWが現在開発中のハードコアセダン「M5」次期型の最新プロトタイプを捉えると同時に、そのコクピットをカメラが初めて捉えました。
捉えたプロトタイプは、依然としてエクステリアディテールを隠していますが、シート、ダッシュボード、センターコンソールなど内部が明らかになりました。
ドライバーズシートの前には、スポーティなフラットボトムステアリングホイールを装備。ステアリングにはいくつかの物理的ボタンがあるほか、パドルシフトが後ろに隠れています。また「M」ブランドカラーと、センターマーカーのように見える3色ステッチが施された高級レザー仕上げとなっているようです。
最大の変更点は、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成されるカーブドディスプレイの搭載でしょう。
おそらく、iDrive 8ソフトウェアの最新バージョンがその画面で実行され、音声コマンドや接続が改善、新しいクラウド機能が追加されるなど期待できるはずです。
助手席側の大型スクリーンは車両の一部ではなく、テストドライバーがプロトタイプからデータを収集し、監視するために使用するものと思われます。ほかでは、ミニマリストのダッシュボードと、進化したセンターコンソール、ホールド性の高いスポーツシートが確認できます。
コンソールは見慣れたものに見えますが、さまざまな新しいコントロールを備えています。詳細はわかりにくいですが、ミニマリストのシフターと、よりモダンなiDriveコントローラーが見てとれます。
エクステリアでは、M4 CSLを反映したアグレッシブなグリル、垂直エアカーテンやサイドに回り込むスリムなLEDヘッドライトなどが装備されています。
また、運転席側フロントフェンダーに充電ポートを配置、足回りでは高性能ブレーキシステムによってバックアップされた軽量ホイールも見られます。側面ではスポーティなサイドスカートを装着し、リアエンドにはさりげないスポイラー、クワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
パワートレインは、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、最高出力は650psを発揮するプラウドが予想されます。
「コンペティション」モデルでは、最高出力750ps以上・最大トルク1000Nmを発揮する可能性がありそうです。