■リアウィンドウが寝かされ、現行型とは全くことなるクーペルーフに
BMWは現在、コンパクトクロスオーバー「X2」の次世代型を開発していますが、その市販型予想CGを入手しました。
CGを提供してくれたのは、お馴染みNikita Chuicko氏です。先日捉えたプロトタイプはフルカモフラージュされており、ディテールは不明でしたが、このCGにより最終デザインが見えてきました。
同ブランドにおいて、「X」はクロスオーバーまたはSUVを意味し、「2」は偶数なのでクーペルーフであるべき(4、6、8など偶数はクーペタイプに冠するのがBMWの流儀)ですが、既存のX2はハッチバック寄りのデザインとなっていました。しかし、次世代型で大きな進化を遂げます。
予想CGのフロントエンドは、エントリークロスオーバーSUVの新型「X1」と似たグリルを装備、逆L字型のLEDデイタイムランニングライトをそなえるシャープなヘッドライトも見られます。また下部バンパー部分では、X1に近いL字のアクセントやエアインテークの採用が予想されています。
注目の後部ではリアウィンドウがかなり寝かされ、現行型とは全くことなるクーペルーフになると想定されています。アグレッシブなDピラーなど、兄貴分X4にかなり近いデザインとなるほか、テールライトのグラフィックやディフューザーのデザインはX1と共有されることが濃厚です。
キャビン内では、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイなど、新型X1のレイアウトが継承されています。
そのほか、ARナビゲーション、インテリジェントパーソナルアシスタント、リモート盗難レコーダーなども装備されるでしょう。
パワートレインのラインアップは不明ですが、最高出力300ps以上を発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載する高性能モデル「X2 M35i」の設定が期待されています。
次期型X2のワールドプレミアは2023年終わりと予想されますが、それまでに多くのプロトタイプを目撃することになるはずです。
(APOLLO)