大地震直後の東京⑤交通網マヒでバスに長蛇の列【緊急ルポ】

地震直後からすでに帰宅を始めた人も多かったようですが、夕方になってどんどん帰宅者が増えていきます。

JRも地下鉄もまったく復旧のめどが立たないという状況やだんだん辺りが暗くなってくるとともに、冷え込んできました。そのうち電車が動くだろう、と思ってた人が、そろそろまずいかも、と感じ始めたのかもしれません。

タクシーは空車をほとんど見かけません。

バス停はたくさんの人が並んでいます。

せっかくバスが来ても、残念ながら満員で多くの人を残して走っていきます。

都内の多くの公立小中学校などは、避難所となっていて、帰宅困難者や住むべき場所が倒壊の危険がある人などを受け入れる体制ができているようです。近くの区立中学校このような張り紙がありました。

もし、まだ帰れていないかたでこれをご覧になった方、バス停に並ぶ体力がなければ学校などの公共施設に行けば、ひと休みできるかもしれません。慌てず体力を消耗しないように判断していただきたいです。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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