まだ見ぬV8スーパーカー「ミラノビジョンGT」、デザインをプレビュー

■フェラーリ296 GTBと同様の形状ながら、よりセクシーに

異才デザイナーとして注目されるアレクサンダー・イムナゼ・バルディーニ氏は、「ミラノビジョンGT」と名付けられた新型スーパーカーを提案、デザインを提供してくれました。

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ミラノ ビジョンGT 提案デザイン

同氏は、フェラーリやランボルギーニなど、既存のスーパーカーメーカーから考案しようとするのではなく、グランツーリスモやフォルツァなどのゲーム用のクルマを製造する、イタリア・ミラノに本拠を置く小さな会社が製造するかのようなモデルから着想を得たといいます。

フェラーリ296 GTBと同様の形状とプロポーションを備えていますが、紛れもなく際立っており、セクシーな魅力が滴り落ちています。

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ミラノ ビジョンGT 提案デザイン

フロントエンドには、滑らかな曲線を描くスリムなヘッドライトを装備。スポーティなグリルも特徴的で、フロントブレーキ用の大きな冷却ダクトを備えています。また、リアへ流れるようなライン、滑らかなフロントウィンドウ、躍動的なサイドウィンドウが見てとれます。

側面では、フロントホイールアーチのすぐ後ろに大型のエアインテークを配置、シャープでワイドなサイドミラーや、ツートンホイールもインパクトがあります。

ハイライトはリアエンドのデザインでしょう。官能的なリアクォーターパネルは、スリムでシンプルなLEDライトバーに緩やかに流れ込んでいます。

バンパーには、センター出しのシングルエキゾーストパイプ、控えめなディフューザーを配置、油圧で作動するアクティブリアウィングを備えています。またV型8気筒エンジンを包み込むガラス製のエンジンカバーもスポーティさを引き立てています。

イタリア新興メーカーからオファーが届いても、不思議ではないレベルの完成度と言っていいでしょう。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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