■4つの電気モーターを搭載し、0-100km/h加速は2秒以内
フォードの高性能ミニバン「Pro Electric SuperVan」(プロ・エレクトリック・スーパーバン)プロトタイプが、雨中のニュルブルクリンクに出現しました。
フォード エレクトリック スーパーバンは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビュー、モータースポーツにインスパイアされたエアロと、シャーシのセットアップを備えたトランジットベースのバンです。
そのEVパワートレインは、4つの電気モーター、50kWの水冷バッテリーを搭載、最高出力は2000psを発揮し、0-100km/h加速は2秒以内と驚異的パフォーマンスを持っています。このワンオフEVがトラックで何をしているのかは謎ですが、ニュルブルクリンク最速ミニバンの称号を狙いにきたのかもしれません。
フォードプロエレクトリックスーパーバンは、EU仕様のフォード マスタング マッハ1と一緒に出現。ほぼすべてのボディパネルはカーボンファイバーでカスタムメイドされており、フォードE-Transit Custom とはフロアプランを共有していますが、まったくの別ものです。
アグレッシブなボディキットは、フロントバンパーの大きな開口部、際立つスプリッター、空力フィン、幅広のフェンダー、およびリアエンドに向かって空気を流すサイドの2つの大きなギャップを備えていることがヌードボディから確認できます。
インテリアは取り除かれ、レーシングシート、ロールケージ、シンプルな計器ディスプレイ、タブレットのような大きなインフォテインメント画面だけになっています。ドライバーは、ロード、トラック、ドラッグ、ドリフト、ラリーなどのモードが選択可能で、1つの車軸をロックし、もう1つの車軸を回転させるタイヤクリーニング設定もあります。
今の所市販化の情報はありませんが、ニュルブルクリンク最速ミニバンの称号を引っさげ、サプライズ発売があるかもしれません。