■VW「D.3」と基本コンポーネントを共有するクプラ初のフルエレクトリック「ボーン」
フォルクスワーゲン(VW)傘下のセアトが展開するパフォーマンスブランド「クプラ」が開発を進める「ボーン」と「レオン」改良型のダブルスクープに成功しました。
初代となる現行型ボーンは2021年に発売、VW「ID.3」と基本コンポーネントを共有する、クプラ初のフルエレクトリックハッチバックです。
特徴的なサイドスカートやスポーティなルーフスポイラーを装備し、バッテリーは、45kWh、58kWh、77kWhの3種類が提供されています。
一方、クプラ レオンは2020年に登場、4代目セアト レオンをベースに、最高出力を310psまで向上させたハイパフォーマンスモデルとなっています。
ボーンの改良箇所はカモフラージュが示すとおり、フロントエンドに集中。よりスポーティなバンパーインテークと組み合わされた、新設計のグリルレスフェイス、およびアップデートされたLEDグラフィックスを採用する予定です。
プロトタイプにはまだ古いヘッドライトユニットが取り付けられていますが、今後着手されるでしょう。また下部バンパーインテークにある、ADASのセンサーも確認できます。
特徴的なサイドスカートは現行モデルのコンポーネントですが、新設計が噂されています。
現行型ボーンのパワートレインは、150psと231psの2つの異なる最高出力を持つRWDが存在。改良型で「MEB」アーキテクチャのアップグレードが計画しているかは不明ですが、デュアル電気モーターを搭載した、より強力なバリエーションについての噂もあるようです。
レオン開発車両もボーン同様にフロントエンド、およびリアのブランドロゴのみカモフラージュ、新設計されるのはフロントエンドが中心となりそうです。
クプラが取り組んでいる新製品はボーンとレオンのフェイスリフトだけではありません。他にも電気クロスオーバーである新型SUVタバスカンの最後の仕上げを行っています。
クプラは昨年79,327台の車両を販売、2022年には納入台数を2倍にする計画を持っており、最終的にすべての新モデルが発売されると、年間50万台を販売することになるといいます。
(APOLLO)