■現在型では10インチよりはるかに大きな15インチディスプレイか
フォルクスワーゲン(VW)を代表するハッチバック、「ゴルフ」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えるとともに、その内部を激写しました。
初代ゴルフは1974年に登場、現行型となる8代目は2019年にデビューしており、これが第8世代にとって初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、アップデートされたボディパネルを使用していないため、カモフラージュはされておらず、今後改良されたコンポーネントを装備していくと思われます。
最終的にはエアインテークを含むフロント&リアバンパー、グリル、ヘッドライト&テールライトのLEDグラフィックなどが新設計されるはずです。
また、ボディカラーの追加、トリム類のリフレッシュ、新デザインのホイールの提供も予想されます。
キャビン内では、非常に大型のタッチスクリーンを装備、かなり上まで伸びていることがわかります。現在のスクリーンが、ダッシュボードとドライバーズディスプレイが一体化し存在感を放っているのに対し、このスクリーンは大きくて迫力が増しています。
現行型では10インチのディスプレイを搭載していますが、写真のユニットはトゥアレグの15インチのタッチスクリーンに近いように見え、デジタルインストルメントクラスターには、新しいグラフィックが表示される可能性もありそうです。
ディスプレイの下部には、角度の付いたベースで新しいボタンのセットが使用されるようですが、現時点では、タッチセンシティブかアナログかは不明です。また、センターコンソールにはポルシェ911風のDSGギアシフターも確認できるほか、ステアリングホイールも、よりスポーティなデザインに刷新されています。
改良型では、VWグループに広く使用されている「MQB Evo」アーキテクチャーの進化系を採用。パワートレインに関しては、7月に発表された異なる出力の1.5リッターマイルドハイブリッド「TSI Evo2」の追加が期待できるでしょう。
ゴルフ改良型のワールドプレミアは2023年内で、パフォーマンスに重点を置いたGTI、GTD、GTE、およびRバリアントがこれに続くとみられます。