■「車好きとして、私たちは常にそのような車を作ることを夢見ています」と発言
先日はBMWが開発を目指しているという次世代ミッドシップスーパーカーを大予想しましたが、果たして本当に発売されるのでしょうか? その可能性に迫ります。
同ブランドでは、1978年から1981年にかけてミッドシップスーパーカー「M1」を製造していましたが、その後、後継モデルは登場していません。
1990年代初頭には、イタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロ氏によって手掛けられた「Nasca C2」が登場、M1後継モデルとして有力視されましたが、こちらも量産には至りませんでした。
近年では、電動クーペ「i8」を後継モデルと言う人もいますが、そのスペックからスーパーカーというよりスポーツカーの枠に収まっていると言えるでしょう。
また2019年にには「ビジョンMネクスト」が登場、量産が期待されましたが、現在まで発売されていません。これはクロスオーバーSUV「XM」がブランドの優先事項になったためと思われます。
しかし、それはBMWがM1後継となる独自スーパーカー製造への扉を閉じたことを意味するものではないようです。
BMW MのCEOであるフランク・ヴァン・ミール氏は、Autocar誌のインタビューにて「クルマ好きとして、私たちは常にそのようなクルマを作ることを夢見ています。それは私たちがそれらを作るという意味ではありませんが、私たちはそれらのアイデアを探求し続けています。」と語り、「私は常にそれがどのように機能するかを理解しようとしています」と付け加えています。
さらに同氏は、BMW Mがスポーティな企業であることを証明する必要はなく、Mブランドにとってスーパーカーが絶対に不可欠というわけではありません」と言い切っています。
しかし、最後には「それは最優先事項ではありませんでしたが、心の底からそれは常に優先度が高く、それは私たちが常に見ているものです」とヴァン・ミール氏は締めくくっており、決してあり得ないことではなさそうです。
さらに、ドイツエージェントからBMW Mにスーパーカー開発のGOサインが出たという情報も入っており、BMW独自スーパーカーは5年以内に発売されると見ています。
(APOLLO)