■「MLB Evo」プラットフォームを採用、ホイールベースが延長し、居住空間が充実
アウディは現在、ミッドクラス・クロスオーバーSUV『Q5』次期型を開発中ですが、エクステリア前後デザインの予想CGを入手しました。
2代目となる現行型Q5は2017年から発売されており、これが6年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
現在アウディは多くの自動車メーカーと同様に、電動化を加速しています。すでに、2026年に新しいガソリンエンジンモデルの開発を終了し、2030年代には内燃機関モデルの販売を完全に停止することを発表しています。
第3世代となるQ5次期型は2024年の発売が予想されており、前出のスケジュールに当てはめると、アウディの最も売れているモデルの1つであるQ5にとって、次期型は最後のガソリンエンジンモデルとなることが濃厚です。
これまで捉えた最新のプロトタイプでは、スリムなヘッドライト、新設計されたシングルフレームグリルの一部、バンパー両サイドの目立つエアカーテン、より大きな開口部を持つインテークなどが確認できており、よりアグレッシブな表情となることが予想されています。
今回はそのプロトタイプのカモフラージュを完全にアンヴェールし、予想CGを制作しています。
市販型フロントエンドには、メッシュのシングルフレームグリル、ドットパターンのコーナーエアインテークを装備、ヘッドライトはよりスリムでシャープなデザインとなっています。また、サイドミラーがAピラー根本に移動されるほか、ドアハンドルは現行型より少し上に配置されます。
後部ではスポーティなテールライトをスリムなLEDストリップで接続、ルーフからテールゲートにかけてよりラウンドしたデザインが特徴となっています。
次期型では、『A8』や『Q8』を支える「MLB Evo」プラットフォームを採用。ホイールベースが延長され、居住空間が充実するほか、自動運転機能、接続機能、さらには4輪ステアリングなど、あらゆる種類の高度な技術が利用できるようになるでしょう。
内部はまだ撮影されていませんが、スクリーン、安全技術、ドライバーエイド、最新のインフォテインメントグッズが満載で提供されるはず。パワートレインは不明ですが、さまざまなガソリンエンジンとディーゼルエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドなどがラインアップされるでしょう。
Q5次期型のワールドプレミアは、2023年内と予想されます。