■ゆっくり歩くような速度から自転車程度のスピードまで安定した走行が可能
街中をゆっくり走るスマートモビリティが注目を集めています。トヨタは、歩行領域の立ち乗りタイプである「C+walk T」を2021年10月に販売、リースを始めています。ホンダも新事業創出プログラムから生まれたベンチャー企業「ストリーモ」による1人乗りの電動三輪マイクロモビリティ「Striemo(ストリーモ)」を開発していて、2022年中に日本で、2023年に欧州で発売が予定されています。
ストリーモは、ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」から生まれたベンチャー企業として2社目になります。
なお、IGNITIONは、ホンダの従業員による独創的な技術、アイデア、デザインを形にし、社会課題の解決、新しい価値の創造につなげる新事業創出プログラムで2017年にスタート。2020年には、より早い社会実装を実現するために、起業するという方法を加え、2021年には、同プログラム発のベンチャー企業第1号としてAshirase(あしらせ)が設立されています。ストリーモは、独自のバランスアシスト機構により、ゆっくり歩くようなスピードから、自転車程度の速度まで、転びにくく、安定した走りを可能にした、1人乗りの電動三輪マイクロモビリティ「Striemo(ストリーモ)」を開発。
0.1mm単位で重心バランスを計算した緻密な設計と、独自のバランスアシスト機構により、人が自然とバランスを取りやすい構造になっていることで、先述したように、ゆっくりした速度から自転車程度のスピードまで安定した走りを可能としているそうです。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
ストリーモ 公式サイト
https://www.striemo.com/