■「く」の字型DRLを備えるスリムなヘッドライト
BMWは現在ミッドサイズ・クロスオーバークーペSUV『X6』ファミリー改良型を開発していますが、その頂点に君臨する最強バリアント『X6M』市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第3世代となる現行型X6は2019年にデビュー。X6Mは翌年2020年に登場しており、これが初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプはカモフラージュがかなり軽く、後部に至っては偽装が見当たりません。フロントエンドでは、内部にシャープな「く」の字型LEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライトを装備、かなり鋭い顔つきになることが予想されます。
またX7や7シリーズで話題のスプリットヘッドライトは見送られたようで、ラジエーターグリルを若干調整していますが、巨大化はなされていません。
バンパーのコーナーインテーク部分は隠されており、エアロダイナミクスが向上するよう新設計されているはずです。後部は今後着手されると思われますが、おそらくLEDテールライトのグラフィックの変更程度になると思われます。
キャビン内も大きなアップデートが見られそうです。X6同様に「iDrive8」インフォテインメントソフトウェアを実行する新しいデュアルスクリーンを配置、センターコンソールデザインも一新されるでしょう。また現行型の背の高いギアシフターは、はるかに繊細でコンパクトなデザインに置き換えられることも濃厚です。
パワートレインは、現在の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンをキャリーオーバー、最高出力は555psを発揮し、コンペティションモデルでは最大617psを発揮。0-100km/h加速は3.7秒の動力パフォーマンスで魅せます。