■国内最大のイベント専門展で、市場のニーズや活用の可能性を探る
ヤマハ発動機は、2022年5月30日(月)、イベント専門展示会「第9回イベント総合EXPO」の出展概要を明らかにしました。同展示会は、日本最大のイベント専門展で、販促イベントや懇親会、式典、お祭り、スポーツイベントなどの企画、機材、会場、アトラクション機器などが対象となっています。
9回目となる今年は、6月29日(水)から7月1日(金)まで東京ビッグサイトで開催されます。
ヤマハ発動機は、フロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ「TRITOWN(トリタウン)」を出展。「TRITOWN」は、LMW機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティです。
LMWは、「Leaning Multi Wheel」の略で、モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称です。ライダー自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うシンプルな機構を備えていて、移動そのものを楽しめるのが特徴。
また同モデルは、法律に即した利用を前提に、2023年中の市場投入を目指していて、日本はクローズドエリアでの利用を行う事業者限定の予定です。
ヤマハ発動機は、2022年2月10日発表の新中期経営計画(2022~2024年)において、新規事業と成長事業を戦略事業領域と位置づけています。将来のコア事業に育てるため、経営資源を積極的に配分するポートフォリオマネジメントを推進していて、今回出展される「TRITOWN」は、新規事業のモビリティ新領域へのチャレンジのひとつ。
同社では、「TRITOWN」の出展を通じて、レジャー施設や商業施設事業者などとのコミュニケーションから、市場でのニーズを探り、同モビリティの活用の可能性を確認するとしています。
「イベント総合EXPO」は、各種イベントの企画、機材、アトラクション機器、会場、施設などの事業者が出展する展示会で、イベント主催者、企画会社、レジャー・商業施設、自治体などの関係者が来場。ヤマハ発動機は、同展示会内「レジャー&アミューズメントワールド」コーナーに出展されます。
(塚田 勝弘)
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