顔が「ヴェゼル」に変身。ホンダ「パイロット」次期型を予想プレビュー

■「MDX」の3.5リットルV型6気筒エンジンを流用

2021年、クロスオーバー市場に「ヴェゼル」(海外名:HR-V)を投入したホンダですが、現在ミッドサイズSUV「パイロット」次期型に着手しており、そのレンダリングCGを入手しました。

ホンダ パイロット_002
ホンダ パイロット 次期型 予想CG

初代パイロットは2002年に誕生、3代目となる現行モデルは2015年に発売されており、これが7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

これまでカモフラージュが厳重にほどこされたプロトタイプが目撃されたことがありますが、そのディテールを明かしていきましょう。

ホンダ パイロット_003
ホンダ パイロット 次期型 予想CG

次期型では、高級SUVアキュラ「MDX」とプラットフォームを共有し、ボディが拡大される可能性があります。おそらくホイールベースが延長され、足元は広く、後部座席の出入りが容易になるはずです。

フロントエンドでは、六角ワイドグリルを採用、上部にLEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライトなど、「ヴェゼル」からインスピレーションを得たデザインが見てとれます。

側面では緩やかな傾斜を持つルーフラインを持ち、リアクォーターウィンドウは現行型より顕著なキックアップデザインが確認できます。後部ではスリムなLEDテールライトを結ぶストリップライトを配置、前部同様にヴェゼルに似たデザインとなりそうです。

ホンダ パイロット_004
ホンダ パイロット 現行型

市販型のパワートレインは、「MDX」の3.5リットルV型6気筒エンジンを流用、10速オートマチックトランスミッションを介して、最高出力290hp・最大トルク362Nmを発揮。

エントリーモデルの駆動方式は前輪駆動となりますが、ハイエンドバージョンではAWDを搭載します。また、より良いハンドリングを提供するため、新開発のダブルウィッシュボーンフロントサスペンションが採用される予定です。

パイロット次期型のワールドプレミアは2022年後半と予想され、市場ではトヨタ「ハイランダー」と争うことになります。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる