全面リニューアルされたマツダミュージアムが2022年5月23日に一般公開。引き続き工場ラインの見学も可能

■一般公開に先駆けて「オンラインマツダミュージアム」を開設

2022年4月21日、マツダは広島本社敷地内にあるマツダミュージアムを全面的にリニューアルし、同年5月23日に一般公開します。また、マツダのオフィシャルサイトに「オンラインマツダミュージアム」が4月21日に開設されています。

マツダミュージアム
全面リニューアルオープンするマツダミュージアムのエントランス

リアルなミュージアムは、マツダの100周年に向けてリニューアルオープンが予定されていたそうですが、長引くコロナ禍により、リニューアルオープンが延期されてきたそうです。リニューアルオープン後も新しくなったミュージアムはもちろん、アッセンブリーライン、モノづくりの現場も見学できるのが特徴です。

マツダミュージアム
「出会い」と命名されたスペース

新しくなったマツダミュージアムは、ブランド発信拠点としての機能を強化することを目的として掲げています。

新ミュージアムは、同社の最新CI(コーポレート・アイデンティティ)に基づき、モノトーンの配色と温かみを感じさせるウッドや照明を組み合わせた内・外装を備えています。

マツダミュージアム
最新モデルの展示も行われる

全体がマツダ最新のブランドコンセプトでコーディネイトされ、品格、質の高さと温かみが調和された居心地のいい施設になっているそうです。

また、館内を10の展示ゾーンで構成。複雑な施設構成が活かされてます。各ゾーンのテーマに合わせて色合いや照明などによる演出が施されたことにより、100年以上に渡ってマツダがクルマを世に送り出してきた想いと、次の100年に向けたマツダのビジョンをミュージアム全体でストーリー性をもって体感できるのが特徴。このストーリー性を大切に設計されたそうです。

マツダ
マツダの歴史がストーリー性を持って感じられる

まず、秘密基地のような雰囲気も漂うという「エントランス」では、ブランドスタイルを表現したホールと最新のマツダ車が迎えてくれます。

「ゾーン1」は、1920年~1959年が対象で、同社のモノ造り精神の原点を感じられます。「ゾーン2、3、5、6、7」では、1960年からスタートし、総合自動車メーカーとしての歩みを披露。

マツダミュージアム
モータースポーツのゾーン4

「ゾーン4」はモータースポーツがテーマで、企業と技術の威信をかけたマツダの世界への挑戦が感じられます。

「ゾーン8」は、技術展示になっていて、人を第一に考えるマツダのモノづくりを紹介。そして「ゾーン9」は、生産ライン(車両組立)の見学ができます。

「ゾーン10」は、次の100年に向けたマツダのビジョン、同社の未来を感じられます。

新たにオープンしたオンラインでは、各ゾーンの解説に加えて、ドローンで撮影された臨場感のある館内映像を取り入れた「オンラインマツダミュージアム」や自動車産業、クルマづくりについて分かりやすく解説された子ども向けコンテンツの「マツダキッズチャンネル」が楽しめます。

マツダミュージアム
アッセンブリーラインの見学ができる

なお、同ミュージアムの見学は、完全予約制のため、インターネットでの予約が必要になります。

塚田勝弘

【関連リンク】

マツダミュージアム 公式ホームページ
https://www.mazda.com/ja/about/museum/

マツダミュージアム 予約サイト
https://www.mazda.com/ja/about/museum/reservations/
※5月16日(月)より予約受付が開始される予定です

オンラインマツダミュージアム
https://www2.mazda.com/ja/onlinemazdamuseum/

マツダキッズチャンネル
https://www.mazda.com/ja/about/kids/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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