■ストレッチされた「ゴルフ8」のようなイメージに
これまでフォルクスワーゲン(VW)「パサート」次期型の初期プロトタイプを捉えてきましたが、その予想CGをどこよりも早く入手しました。
世界の自動車市場において、ミッドサイズのセダンは販売が落ち込んでいます。
一部のメーカーは市場での販売を制限、あるいはセグメントを廃止する傾向が見られる中、VWも例外ではなく、このセグメントを継続することを決定したものの、社内コード「B9」と呼ばれる次世代型は、セダンがラインアップから外れ、ワゴンのヴァリアントのみとなることが噂されています。
予想CGの協力をしてくれたのは、お馴染みのカーメディア「KOLESA.RU」です。
フロントエンドには、大きなメッシュエアインテーク、縦基調のコーナーエアインテークを装備。ヘッドライトは「ゴルフ」のようなスリムな形状に刷新されており、中国市場向け「ラマンドL」にも似ている様子がうかがえます。
側面では、ホイールベースがストレッチされ、スパイショットでは見られない、より滑らかなルーフラインと長いサイドウィンドウを確認、全体的イメージはゴルフのストレッチバージョンのようです。
そのほか後部では、テールライトを結ぶ車幅いっぱいのLEDストップ、ラギッドなテールゲート、広い開口部を備えています。
現段階で次世代パサートのパワートレインに関する情報はほとんどありませんが、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、そしてヨーロッパ市場向けディーゼルなどが予想されています。
パサート次期型は開発初期段階と見られ、2024年モデルとして2023年内のワールドプレミアが期待されており、基盤を共有する第4世代のシュコダ「スペルブ」と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっています。またSUVテイストを盛り込んだ「オールトラック」バージョンの登場も期待できると思われます。