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■プジョーの生誕地フランスをイメージ
210年もの歴史を誇るのがフランスの自動車ブランド「プジョー」ですが、その傘下にある「プジョーモトシクル」も120年以上の歴史を誇る老舗バイクブランド。現在もスクーターを中心に、街にマッチするおしゃれで小粋なモデルを数多くリリースしています。
そのプジョーモトシクルの人気モデル、原付2種スクーターの「ジャンゴ125」に特別仕様車「ジャンゴ125トリコロールABS」と新色の「ジャンゴ125エバージョンABS(ディープオーシャンブルー)」が登場!
また、生産終了となっていた50cc版が復活し、新たに「ジャンゴ50エバージョン(ディープオーシャンブルー)」として再販されることも決定しました。
これら3モデルが、2022年3月23日(水)より、全国のプジョーモトシクル正規販売店で国内販売されることが発表されました。
●1950年代の人気スクーターがモチーフ
ジャンゴは、1950年代に大ヒットした「プジョーS55」というモデルをモチーフに、ビンテージ感溢れるデザインを持つネオレトロと呼ばれるジャンルのスクーターです。
グラマラスかつ流麗なボディに、プジョーのライオンマークが入ったフロントグリル、前後セパレートシートなどを採用。シート下のメットインスペースやスマートフォンの充電コンセントなどで高い実用性を誇るほか、ABSの装備などによる高い安全性も実現します。
ラインアップには、空冷単気筒の150ccモデルと125ccモデルを用意。多様なニーズに対応するさまざまなカラーバリエーションを設定するほか、今回の新機種追加に合わせて2020年に生産終了となっていた50cc版も、「ジャンゴ50エバージョン」として復活し、よりラインアップを充実させました。
●トリコロールカラーは55台限定
今回実施される新機種投入の目玉は、やはり125ccモデルに設定された55台限定のジャンゴ125トリコロールABSでしょう。
このモデルは、プジョー生誕の地フランスを表現した仕様。フランス国旗を構成する3色「青・白・赤(トリコロール)」が、個性と華やかさを主張する特別仕様車です。
ボディカラーには、プジョーブランドを象徴するディープオーシャンブルーを採用。フロントカウルやフェンダーにはトリコロールラインも入れることで、フランスらしさを強調します。
インナーパネル、フットボード、ホイールには、柔らかな印象のミルキーホワイトでペイント。また、前後セパレートシートには鮮やかなレッドを採用することで、プジョーがものづくりに込めた情熱を表現しています。
ほかにも、フランスの頭文字である「F」を表記したサイドデカールは、ヨーロッパの4輪車で用いられている国際識別ステッカーをイメージ。モデルネーム「Django」のデカールには、質感の高い金属製を用いることで、よりスペシャルな印象を表現しています。
価格(税込)は45万9000円(55台限定)です。
●125ccと50ccにディープオーシャンブルー仕様
一方、ジャンゴ125エバージョンと、復活となった50cc版に設定されたジャンゴ50エバージョンには、ディープオーシャンブルーというカラーが追加されました。
エバージョンとは、ジャンゴのツートンカラー仕様ですが、実はこのカラー、全くの新色ではなく、2020年に一旦は生産終了となっていたボディ色なのです。
ところが、プジョーモトシクルの輸入販売を手掛けるaideaによれば、ユーザーから多くのリクエストにより再発売が決定したといいます。
特徴は、エレガントなカーブを描きながら、車体のフロントからリヤまで続くメッキモールを境に、上下でくっきりと塗り分けられたブルーとホワイトの絶妙なマッチング。
見る角度により表情を変え、海のような奥深さと太陽のような輝きを併せ持つカラーリングです。
価格(税込)は、ジャンゴ125エバージョンABS(ディープオーシャンブルー)が43万4500円、ジャンゴ50エバージョン(ディープオーシャンブルー)が29万5900円です。
(文:平塚 直樹)