■後部には過激ハイマウント・クワッドエキゾーストシステム装備
ランボルギーニのフラッグシップ・スーパーカー、「アヴェンタドール」後継モデルと見られる最新プロトタイプを、カメラが捉えました。
アヴェンタドールは「ムルシエラゴ」後継モデルとして2011年に発売。6.5リットルV型12気筒エンジンを搭載し、最高出力は700ps・最大トルク690Nmを発揮しました。
これまで数え切れないスペシャルモデルが発売されてきましたが、いよいよ後継モデルへバトンタッチされます。
2021年12月、イタリア・サンターガタ・ボロネーゼ工場のエリア内で捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施されており、ほとんどそのデザインを見ることはできませんでしたが、最新プロトタイプでは、大掛かりなカモフラージュが取れ、デザインが見えてきました。
フロントエンドには、フェンダーの低い位置にスリムなヘッドライトを装備。ノーズには追加のLEDデイタイムランニングライトが配置されているほか、台形の中央吸気口、コーナーエアインテーク、フロントスプリッターなどを確認することができます。
側面では、強力なハイブリッドV12パワートレインを冷却するために新設計された、より大型のサイドエアインテークを備えているほか、Cピラーにもインテークが組み込まれている様子がうかがえます。
後部では、ランボルギーニの最新デザインと互換性のあるスリムなY字LEDテールライト、これまでのアヴェンタドールモデルでは見られないハイマウントクワッドエキゾーストパイプをインストールしています。またアクティブリアウィング、巨大ディフューザーを装着、未完成のエンジンカバー部分にはクーラントタンクも見てとれます。
パワートレインは、ミッドマウントされたV型12気筒エンジンを搭載、「ミウラ」「カウンタック」「ディアブロ」「ムルシエラゴ」、そしてアヴェンタドールと受け継がれた、ランボルギーニ伝統のV12を継承しますが、プロトタイプのボディには電化を示すイエローステッカーがみられることからも、電気モーターが組み合わされたプラグインハイブリッドが予想されます。
市販型では、SiánFKP37およびCountachLPI 800-4マイルドハイブリッドとコンポーネントを共有せず、新しいエンジン、駆動列、電気モーター、およびバッテリーを備え、噂では最高出力1,000psとも伝えられています。
アヴェンタドール後継V12モデルのデビューは、2022年の「ウラカンJVストラダーレ」と「ステラート」「ウルスEVO」に続き、2023年に期待されています。