■「E-GMP」プラットフォーム採用、航続距離は483km(300マイル)
日本市場再導入が決定するともに、ヒュンダイから発音を改めた「ヒョンデ」が開発中の新型サルーン「アイオニック6」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
アイオニック6は、完全に刷新されたエレクトリックモデルファミリーとして、「アイオニック5」に続くモデルで、2021年に公開された『プロフェシー・コンセプト』の量産型となります。
プロフェシー・コンセプトは、当時その奇抜なデザインからも市販化はないと思われていましたが、「アイオニック6」として販売されることが濃厚となっています。
捉えたプロトタイプは、ヘッドライトなど市販型コンポーネントが装着されているものの、デザイン詳細は見えない状態です。
しかしルーフラインは、コンセプトモデルや曲線的なフロントバンパーは似ていますが、スーサイドドアやデジタルサイドミラーが従来のものに変更、アイオニック6ではかなりトーンダウンされている様子がうかがえます。
また、フロントとリアオーバーハングが長くなっていることから、バッテリーパックやトランクにより多くのスペースを確保、実用性が高められていると思われます。側面ではフラッシュドアハンドルが採用されている可能性が高いほか、ハイマウントストップランプを備えるリアウィングが継承されると予想されます。
市販型では、「E-GMP」プラットフォームに、483km(300マイル)の航続距離を目指すため、73kWhバッテリーパックが搭載されます。パワートレインは2グレードとみられ、1つは最高出力218psを発揮するシングルモーターによる後輪駆動モデル、もう1つは最高出力313psを発揮するデュアルモーターパワートレインが予想されているほか、高性能「N」モデルも期待していいでしょう。
気になる日本市場への導入ですが、すでに弟分である5ドアハッチバック「アイオニック5」の投入が決定しており、BEVモデルラインアップの充実を図る同ブランドにおいて、2023年以降、日本市場での発売は否定できないでしょう。