「ロマンのクルマ」佐々木萌香×トヨタ・ランドクルーザー【注目モデルでドライブデート!? Vol.110】

■クルマが生命線

佐々木萌香×ランドクルーザー
「大きいんだね」

「ずいぶん大きなクルマなのね」

買ったばかりの愛車を見るなり彼女はそう言った。

たしかにトヨタランドクルーザーは大きい。

全長は4985mmと5m級だし、全幅も1980mmと約2m。買う前から想像してはいたものの、狭い道や車庫入れではやっぱり気を遣う。包み隠さずいえば「日本の道路環境には大きすぎる車体」だと思う。

佐々木萌香×ランドクルーザー
車庫入れが心配

ただ、ボクがランドクルーザーを選んだのは車体が大きいからではない。そこにロマンを感じたからだ。

世界的にみて、道路環境が険しくなればなるほど見かけるクルマは限られてくる。日本では想像もつかないような道なき道では、クルマが止まることは命を失うことを意味する。まさに「クルマが生命線であり、命を乗せている」のだ。

佐々木萌香×ランドクルーザー
「後席も余裕!」

そんな過酷な環境で活躍するクルマの代表といえば、ランドローバーの「ディフェンダー」(の先代)や古いゲレンデバーゲン、そしてこのランドクルーザーである。

細かい話をすれば、そこで重宝されるランドクルーザーは旧世代の「70系」であり、この300系とは違う。でも、同じ血が流れているというだけで、ロマンを掻き立てられるのはボクだけだろうか。

●“ゆとり”だけでいい

もちろん、日本に住んでいるボクがランドクルーザーの悪路走破性を目いっぱい活用したり、ランドクルーザーじゃないとたどり着けない場所へ出かける機会はきっとないだろう。

佐々木萌香×ランドクルーザー
ランクルでGO!

だけど、それでいいじゃないか。

ダイバーズウォッチを愛用していてもその性能をフルに利用する必要なんてないし、スーパーカーを所有しているからといって性能を引き出す必要だってない。「その気になれば、類まれな実力を発揮できる」という“ゆとり”だけでいいのだ。

佐々木萌香×ランドクルーザー
「寝れちゃう?」

ランドクルーザーに乗るというのは、そういうことだと思っている。世界最高水準のオフロード性能を秘めていることがロマンなのだ。だから、ボクはランドクルーザーを選んだというわけ。

佐々木萌香×ランドクルーザー
実は快適装備も

そんなランドクルーザーの助手席で、彼女はセンターコンソールボックスのリッドを開けて驚きの声を上げた。

「ねえ、見てよ。ここに冷蔵庫があるんだよ。凄くない!?」

そうそう。いつでも冷たい飲み物が飲めるっていいよね。そんなに驚いてもらえるなら、7万1500円(税込み)を払ってオプション装備した甲斐があったというものだよ。

佐々木萌香×ランドクルーザー
「凄くない?」

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:佐々木 萌香/ヘア&メイク:梅沢 えりこ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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