GT63Eからシステム移植、メルセデス AMG SLの新PHEVは800馬力超え!

■ポップアップドアハンドル、ファブリックルーフ、後部にはアクティブリアスポイラーを装着

メルセデスAMGは2021年10月、2ドアクーペ・新型「SL」を発表しましたが、その頂点に君臨するプラグインハイブリッドモデル開発車両をカメラが初めて捉えました。

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メルセデス AMG SLプラグインハイブリッド 開発車両

フィンランド山中でキャッチしたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態です。

フロントエンドにはパナメリカーナグリルが装備されているほか、3枚のフィンを備えるコーナーエアインテーク、シャープなLEDデイタイムランニングライトなどが見てとれます。

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メルセデス AMG SLプラグインハイブリッド 開発車両

側面からはポップアップドアハンドル、ファブリックルーフ、後部にはアクティブリアスポイラーを装着するなど、「SL 55」や「SL 63」と同様のデザインが確認することもできます。

内部には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスター、および11.9インチのインフォテインメントディスプレイを装備、12度から32度の間で傾斜可能です。

また、他のメルセデスコンバーチブルと同様に、フロントシートには乗客の首に温かい空気を送るエアスカーフ機能も搭載、唯一の違いはリアバンパー右上部に配置された充電ポートでしょう。

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メルセデス AMG SLプラグインハイブリッド 開発車両

現行ラインアップは、最高出力476psを発揮する「SL 55」と、最高出力585psを発揮する「SL 63」が設定されていますが、噂によるとPHEVバージョンでは、4ドアのAMG「GT 63Eパフォーマンス」からハイブリッドパワートレインを流用するといいます。

この場合、後車軸の電気モーターに接続された4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、AMG GTでは最高出力842ps・最大トルク1,400Nmを発揮、0-100km/h加速はわずか2.9秒の動力パフォーマンスを発揮します。

一部情報では、このパワートレインがSLプラグインハイブリッド用にデチューンされ、最大800psと予想されています。

SLプラグインハイブリッドは2022年内の発表が期待できそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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