■ブーム到来!? BMW「X7」「7シリーズ」改良モデルでも採用
アウディが現在開発を進める、新型フルエレクトリック・クロスオーバーSUV「Q6 e-tron」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
開発車両が集結するスウェーデン北部山中で捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが軽く、生産仕様のヘッドライトとテールライトが初めて露出しました。
注目はフロントバンパーの高い位置に配置された照明ユニットです。そこには、コンパクト電動SUV「Q4 e-tron」と異なる上下二分割のスプリットヘッドライトが確認できます。
同タイプのデザインはBMW「X7」「7シリーズ」改良モデルでも採用が予定されており、ブームが到来する可能性もありそうです。
そのほか、大型のカバー付きシングルフレームグリルとスポーティなバンパーのエアインテークを擬装。後部では傾斜したリアウィンドウがスポーティさを演出しています。
市販型ではポルシェと共同開発した「MEB」プラットフォームを採用、「MEB」および「MLB」プラットフォームにそれぞれ基づくモデルとは異なり、Q6は「PPE」アーキテクチャを採用、次期アウディA6e-tronセダンおよび新世代のポルシェマカンEVと共有します。
ボディサイズはICE搭載の「Q5」に近いサイズとなりますが、PPEが提供するスマートなパッケージングのおかげで、車内は1クラス上の「Q7」と同等レベルになると予想されています。
EVスペックは不明ですが、シングルモーターとデュアルモーターバージョンを提供し、システム合計476psを発揮すると思われます。また最新情報によると、最高出力600ps・最大トルク830Nmを叩き出す最強モデル「Q6 e-tron RS」も噂されています。
Q6 e-tronのワールドプレミアは、プロトタイプの状態からみて、今後数週間から数ヵ月以内と予想されます。