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■逓信省の「テ」から生まれた郵便マーク
1887(明治20)年2月8日、郵便マークとして〒の使用が決定しました。当時、郵便を管轄していた逓信省の「てい」にちなんで、いったん甲乙丙丁の丁(テイ)とすることに決まりましたが、アルファベットのTと紛らわしいことから、急遽「テイシンショウ」の「テ」をイメージした〒マークになったそうです。
さて、2月8日に生まれたのは、NBAの八村塁、女優の佐々木希と松下奈緒、デザイナーの山本寛斎、米国俳優のジェームス・ディーンとジャック・レモンなどです。本日紹介するのは、ジェームス・ディーンです。
●ポルシェ・550スパイダーとともに天国へ、ジェームス・ディーンが誕生
ジェームス・ディーンは、1931年2月8日インディアナ州マリオンで生まれました。高校時代から演劇に興味を持ち、UCLA演劇科で学び、1955年の「エデンの東」で彗星のごとく現れ、その後「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」で、一躍大スターになります。ジェームス・ディーンは、自らレースに参加するほどの無類のクルマ好きで、特にポルシェに魅了され、愛車は「356スピードスター」でした。
悲劇が起こったのは1955年9月30日、356スピードスターから「550スパイダー」に乗り換えたわずか2、3日後の夕刻。550スパイダーでサーキットのあるサリナスに向かう途中のY字路で正面衝突…、24歳の若さでした。70年近く前の話ですが、筆者の中では、タバコをふかしながら、ちょっと悲しげな表情をした白黒イメージのジェームス・ディーンがまだ残っています。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●2気筒から3気筒へ、軽乗用車も追加されたホンダのトゥデイ!
1988(昭和63)年2月8日、ホンダの初代トゥデイがマイナーチェンジを行い、2気筒エンジンから3気筒エンジンに、また軽ボンネットバンに軽乗用車が追加されました。
ライフの後継としてトゥデイが登場したのは1985年。当時はスズキ・アルトが先陣を切ったボンネットバンの一大ブームが起こっていました。ボンネットバンとは、税金の安い4ナンバー商用車でありながら乗用車スタイルの軽を指し、初代トゥデイもボンネットバンでデビューしたのです。
トゥデイのマイナーチェンジでは、スタイリングについてはヘッドライトを丸目から角目に変えるなど全体として力強いフォルムに変更。エンジンはそれまでの550cc 2気筒SOHCから、新開発の3気筒SOHC12Vに乗せ換えてパワーアップ。さらにスタイリッシュになった軽乗用車タイプ(5または7ナンバー)も追加され、ユーザーの選択肢を増やすことに成功しました。トゥデイが乗用車を追加したのは、1989年の税制改正で軽商用車(ボンネットバン)の税制メリットが消失したからです。
2000年以前の軽自動車は、排気量やボディサイズなどの規格や税制の変更が相次ぎ、それらに対応しながら進化してきました。現在は電動化への進化が求められていますね。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)