■PHEVではEV航続が改善されるほか、いくつかのエンジンがアップグレードか?
メルセデス・ベンツが開発中のミッドサイズ・クロスオーバーSUV「GLE」改良型の最新プロトタイプを捉えると同時に、その内部の撮影に成功しました。
厳冬のフィンランド山中で捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュ。左後部フェンダーに充電ポートが配置されているため、プラグインハイブリッドモデルであることがわかります。
改良型のエクステリア変更点は、ヘッドライト内部のLEDグラフィックス、吸気口を含むバンパーデザイン、後部ではテールライトやバンパーの修正が見込まれています。
キャビン内ではほとんど変化が見られませんが、ステアリングホイールのボタン類が減り、よりシンプルなデザインを採用、ピアノブラック仕上げのシックなものに新調されていることがわかります。
デュアルスクリーンを配置し、インフォテイメントディスプレイのしたに4つの通気孔、さまざまなオーディオおよびHVAC機能を制御するボタンなどは継承されているようです。
またMBUXが最新バージョンにアップデートされている可能性もありますが、写真では不明です。
パワートレインは、最高出力249psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジン、最高出力320ps・最大トルク700Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ+電気モーターのプラグインハイブリッド、最高出力367psを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン、頂点には最高出力490psから611psを発揮する4.0リットルV型8気筒エンジン+マイルドハイブリッド「EQ Boost」などがキャリーオーバーされると予想されます。
PHEVではEV航続が改善されるほか、改良型ではいくつかのエンジンがアップグレードされることが期待されています。
GLE改良型のデビューは2022年内と予想されます。