新型レヴォーグ開発責任者入魂のエアロパーツに新色を提案【東京オートサロン2022】

■新型レヴォーグの追加モデル「STI Sport R EX」を早くもカスタマイズ

昨年、新たに2.4L 直噴ターボエンジンを搭載した新型レヴォーグのハイパフォーマンスモデルとなるLEVORG STI Sport R EXをベースにした「LEVORG STI Performance CONCEPT」は、2.4Lエンジンの放つ究極のドライビングプレジャーを最大限に発揮するSTIパーツがふんだんに装着されたモデルです。

2.4Lエンジン搭載 STI Sport R EXをベースにしたSTI Performanceコンセプト

基本的にはすでに発売が開始されている、STIならではのシャシー系パフォーマンスパーツ「フレキシブルシリーズ」をフル装備。新型レヴォーグの上質な乗り味、運転の愉しさ、気持ちよさに磨きをかけています。

特に新たに発表となったSTI Sport Rはエンジンのパフォーマンスが大幅に向上していることで、そのパワーフィールをあらゆるシーンで存分に楽しめるボディチューニングがフレキシブルシリーズなのです。

剛性を上げる部分、いなす部分をSTIならではのノウハウと妥協のないテストの繰り返しにより、しなやかな乗り心地を約束してくれます。

また、フレキシブルシリーズと並び、本格的な風洞実験などを経て生まれたSTI エアロパーツは、見た目だけでなく、車体のふらつきを抑え、高速走行時の直進安定性も体験できるレベルで向上します。

●ボディカラーを選ばずSTIのイメージを演出

参考出品のチェリーレッドのエアロパーツでどんなボディカラーのモデルでもSTIの世界観を表現

今回出展されたレヴォーグSTIパフォーマンスコンセプトで注目したいのはその色使い。

実はすでに発売中のSTI製新型レヴォーグ用エアロパーツは、従来の半艶ブラックからグロスブラックへと変わり、その質感が大きく向上しているのが特徴ですが、今回出展されたエアロパーツは、なんとSTIのイメージカラーであるチェリーレッドとなっています。

これまで発売されてきたSTI製エアロパーツのなかでも、スカートリップと呼ばれるフロントアンダースポイラー下側に装着することで、さらなる空力性能向上と、フロントアンダースポイラーの保護を目的としたパーツにだけチェリーレッドが設定されていました。

しかし、今回出展された新型レヴォーグはアンダースポイラー系からドアミラーカバーまですべてチェリーレッドで統一しています。

●グレー系のボディカラーでも変わらずSTIの世界観を提案

新型WRX S4も同じ世界観で演出。ボディカラーを選ばずSTIらしさの表現に成功している

実は会場に居た新型レヴォーグの開発責任者である五島さんにお話を伺ったところ、今回はこのホワイトのレヴォーグとグレーの新型WRX S4という2色でSTIの世界観を表現。

WRブルーというわかりやすいボディカラーをあえて使わず、エアロパーツやドアミラーなどのチェリーレッドだけで表現しているそうで、これは古くからスバルファンである筆者から見ると、かなりチャレンジングな試み。

しかし、ボディカラーにとらわれることなく、エアロパーツのカラーリングだけで見事にSTIのイメージを表現しています。現時点ではこのチェリーレッドのエアロパーツは参考出品だそうで、会場での反響次第では市販化も検討しているそうです。

新型レヴォーグの生みの親にあたる開発責任者の五島さん入魂のチェリーレッドのSTI製エアロ。これはぜひ市販化に期待したいところです。

(井元 貴幸)