■スリムなヘッドライト、水平バーの六角形パターングリルを装備
アウディ初のフルエレクトリック量産EVとして販売されている「e-tron」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代となる現行型e-tronは、2018年に発売、翌2019年にはクーペスタイルの「e-tronスポーツバック」が投入されており、両モデルともこれが初の大幅改良となります。
スウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、「Q4 e-tron」で見られるものと同様の新設計されたスリムなヘッドライトを装備していますが、実際のサイズと形状を隠す別のレイヤーがあります。
そのすぐ下には、垂直バーが水平バーに置き換えられた六角形パターンで構成された新設計グリルも確認できます。
11月に捉えた最初のプロトタイプは、サイドミラーの代わりにカメラが装備されていましたが、この新しい開発車両には従来のミラーが設置されています。
後部ではバンパー、ルーフスポイラー、LEDテールライトが改良されていることが確認できます。
車内を覗いたカメラマンによると、そこには新しいインフォテインメントスクリーンが取り付けられていたといい、個別に配置されている現在のインストルメントクラスターとインフォテインメントディスプレイのディスプレイが、ワイドディスプレイに統合される可能性がありそうです。
現行型e-tronに関しては、10月にソフトウェアのアップデートを行うと発表。それにより航続は最大20km延長し441kmとなりますが、改良型では、新世代のバッテリー、より効率的な電気モーター、および改善されたエネルギー回生システムの採用により、航続は600kmとも噂されています。
アウディではQ4 e-tron、およびQ5 e-tronに「MEB」プラットフォームを採用しているほか、Q6 e-tron、およびA6 e-tronには「PPE」プラットフォームを使用するため、ICE搭載モデルと共有する古い「MLB evo」プラットフォームはe-tron改良型が最後となります。
2022年内に登場すると見られるe-tron改良型は2025年まで販売され、第2世代では『Q8 e-tron』として生まれ変わると予想されています。