■従来品を凌ぐドライ、ウエット性能を実現
横浜ゴムは、ハイパフォーマンスタイヤの「ADVAN Sport V107」を2022年3月より全世界で順次発売すると発表しました。
発売サイズは、2022年3月に305/35R23 111Y XL~225/40ZR18 92Y XLの全30サイズの計画で、OEタイヤ(新車装着用タイヤ)を含めたサイズ数は。43サイズです。その後も順次サイズ拡大を行い、2022年末にはOEタイヤを含めて約80サイズとする計画としています。なお、価格はオープンプライス。
「ADVAN」は、各自動車メーカーの高級車への新車装着タイヤとして採用されているのをはじめ、モータースポーツでの実績などによりYOKOHAMAを牽引する最上級ブランドです。
今回、発表された「ADVAN Sport V107」は、「ADVAN Sport V105」の後継タイヤで、世界展開する最上級モデルと位置づけられています。
ターゲットは、超高級車やスーパースポーツカー、プレミアムSUV、高級EVなどで、高級車メーカーとの共同開発やニュルブルクリンクでのテストで鍛え上げ、2020年よりメルセデスAMGやBMW Mなどの高級スポーツモデルに納入されています。
新車用「ADVAN Sport V107」をベースに市販向けサイズが開発され、フルラインアップ化されることになります。
「ADVAN Sport V107」は、従来モデルの「ADVAN Sport V105」のコンセプトである「運動性能、快適性、安全性の高次元でのバランス」を踏襲。
新製品にふさわしく、従来品を凌ぐドライ、ウェット性能と操縦安定性を実現したそう。採用される技術は、イン側とアウト側で異なる性能に寄与する専用の非対称トレッドパターンをはじめ、新コンパウンドなど、ドライ、ウェットを問わず強力なグリップ力を発揮することが可能です。
さらに、「ADVAN Sport V105」の最先端技術である「マトリックス・ボディ・プライ」も継承されています。市販用としては、YOKOHAMA初となる高剛性のアラミド繊維が採用された「パワークラウンベルト」をはじめ、さらなる接地性の向上に向けて改良が施された新「マウンド・プロファイル」を搭載。
これらにより、プレミアムカーに不可欠な高速領域での操縦安定性や快適性を飛躍的に向上させたとしています。
サイドウォールには、スタイリッシュなダークデザインが新たに用意されています。最上級タイヤにふさわしいブランドロゴ、高級感の演出も図られています。また、SUV用サイズには「SUV」マークを打刻。
なお、2022年2月には、全世界向けのオンラインイベントも予定されています。
(塚田 勝弘)