■内部では、全く新しいインフォテインメントシステムを搭載
ポルシェは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」改良型の開発に取り組んでいますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
注目は後部です。これまでのプロトタイプでは、LEDテールライトが一時的なダミーコンポーネントでカバーされていましたが、最新プロトタイプでは、軽く偽装されたプロダクションユニットを備えています。
ボディに回り込む両サイドをテープでカモフラージュ、デザイン詳細は不明ですが、ブレーキライトがハッチバック中央まで伸びており、大型化される可能性がありそうです。
またテールゲートデザインを一新するほか、ナンバープレートがテールゲートからバンパーに移動するなど、大きな変化がみられるはずです。
フロントエンドでは、新設計のグリル、エアインテーク、バンパーを装備、ヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトは、より目立つようリフレッシュされている様子がうかがえます。
内部では、フルデジタルインストルメントクラスターや、全く新しいインフォテインメントシステムを搭載。その結果、グラフィックの改善、より直感的なレイアウト、AndroidAutoのサポートを備える第6世代のポルシェコミュニケーション管理システムが期待できます。
このシステムは、改良されたVoice Pilotテクノロジー、ワイヤレスApple Carplay、組み込みのAppleMusicも備えています。また新しいインフォテインメントシステムに加え、アップデートされた開閉装置と911に触発されたミニマリストシフターを備える新センターコンソールも備えます。
パワートレインは、基本的に現行ラインアップがキャリーオーバーされますが、それぞれ若干のパワーアップが期待できるほか、新しいプラグインハイブリッドが予想されています。
「パナメーラ」は昨年のフルモデルチェンジ時に、ベースの「E-ハイブリッド」と、フラッグシップの「Turbo S E-ハイブリッド」の間を埋める「S E-ハイブリッド」が新設定されており、カイエンでもラインアップが強化されるかもしれません。
カイエン改良型のデビューは現段階で不明ですが、2022年後半あたりと予想されます。