SUBARU初、「アイサイト」の画像データ12万枚以上を公開し、「SUBARU 画像認識チャレンジ」を実施

■AI開発拠点であるSUBARU Labが行うデータ分析コンペティション

SUBARUは、東京・渋谷のAI開発拠点であるSUBARU Lab(スバルラボ)において、データ分析コンペティション「SUBARU 画像認識チャレンジ」を2021年11月19日から2022年1月31日まで実施すると発表しました。

「100年に一度の大変革期」「CASE」という言葉やキーワードが自動車業界で飛び交っています。人材確保は、各自動車メーカーや部品メーカーにとって大きな課題になっているようです。

SUBARU アイサイト
「アイサイト」の認識データ

今回の「SUBARU 画像認識チャレンジ」は、開設から約1年が経過するSUBARU Labの新たな取り組みで、SUBARUが初めてアイサイトの画像データ12万枚以上(同社の試験車両に搭載のアイサイトにて撮影し、記録装置に保存されたデータ)を一般公開。同画像データセットを使った、物体速度検出アルゴリズムを社外から募集するという内容です。

同Labでは、こうした取り組みを通じて外部のエンジニアとの接点を創出し、オープンイノベーションや人材採用活動をさらに加速させるとしています。

SUBARU アイサイト
「アイサイト」のカメラ画像の認識データ

「安全と愉しさ」を掲げるSUBARU。安全では、いち早く先進安全装備(予防安全性能)の開発に取り組み、「アイサイト」という装備で知名度を高めてきました。また、歩行者エアバッグの採用も進めています。

同社は、2030年に死亡交通事故ゼロを掲げています(SUBARU乗車中の死亡事故およびSUBARUとの衝突による歩行者、自転車などの死亡事故をゼロにする目標)。

その実現に向けて、運転支援システム「アイサイト」とAIの判断能力の融合で安全性をさらに向上させる研究開発を推進すると表明しています。

今回の「SUBARU 画像認識チャレンジ」は、データ分析コンペティションを運営するSIGNATEのインターネットサイトを活用し、期間中は何度でも挑戦が可能。また、コンペティションの優秀成績者には、報奨金も送られます。

塚田勝弘

【関連リンク】

「SUBARU 画像認識チャレンジ」webサイト
https://signate.jp/competitions/563

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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