■「MLB Evo」プラットフォーム採用、第二世代のQ7の全長5,063mm超え5,200mmに
アウディは現在、「Q8」の上に位置するフラッグシップ・クロスオーバーSUVを開発していますが、その市販型となる最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまでテストミュールをキャッチしていましたが、プロダクションモデルは初スクープです。
プロトタイプは、デザイン詳細を隠すために、ボディ全体を多数のカモフラージュとボディクラッディングで覆っています。しかし、比較的フラットなルーフ、口を開けたピラニアを思わせる巨大楕円形グリル、スリムなデュアルセットアップのLEDヘッドライトが確認できます。
後部では、スポイラー、傾斜したリアウィンドウ、その下には水平に配置されたLEDストリップライトの一部も見てとれます。
キャビン内は撮影されていませんが、後部座席用の十分なスペースとパノラマサンルーフを備えた3列7人乗りのシートレイアウトが予想されるほか、メルセデス・マイバッハGLSや、ランドローバーレンジローバーSVのような超豪華モデルにみられる2列レイアウトも設定される可能性がありそうです。
またフルエレクトリック化されたコックピットとプレミアム素材により、アウディ最新のコンポーネントを反映するはずです。
市販型では、VWグループの「MLB Evo」プラットフォームのストレッチバージョンを採用する可能性が高く、全長5,200mm(204.7インチ)が予想されます。これは、2019年にモデルチェンジがなされた第二世代のQ7は、全長5,063mm(199.3インチ)より大型なことがわかります。
パワートレインは不明ですが、アウディがCO2排出量の削減を推進していることを考えると、ハイブリッド、およびプラグインハイブリッドのセットアップの可能性が高いと思われます。
この巨大SUVのワールドプレミアは2022年内と予想され、市販型車名は「Q9」が最有力ですが「Q7L」や「Q8L」も候補にあるようです。また、現段階では中国と北米市場が狙いと伝えられており、欧州や日本での発売は不明です。