レクサスLSが一部改良。ランフラットタイヤからノーマルタイヤに変更して乗り心地を向上

■高度運転支援技術の「Lexus Teammate(Advanced Drive)」の制御も進化

レクサスLSが2021年10月28日に一部改良を受けました。

一部改良前でもレクサスLSは、国産セダンを代表するモデルらしい高い静粛性、乗り心地の良さが印象的でした。今回の一部改良では、標準装備の19インチタイヤがランフラットから新開発のノーマルタイヤに変更され、走りの上質感をより高め、乗り心地と静粛性の向上に寄与したとしています。

レクサスLS
レクサスLSが一部改良で乗り心地の向上を実現

とくに、乗り心地では、ノーマルタイヤに変更されたメリットがすぐに感じられそうです。LSというキャラクター、釘などの障害物があまり落ちていない日本の道路環境を考慮すると、ノーマルタイヤの標準化は朗報といえそうです。

なお、ランフラットタイヤもニーズに合わせて選択できるように、メーカーオプションとして設定されています。

ほかにも、予防安全パッケージの「Lexus Safety System + A」の機能のひとつである「レーントレーシングアシスト(LTA)」が、システム制御の改良によってセンタートレース性を向上。ふらつきを低減し、より安全、安心な走行ができるLTA制御を実現し、ドライバーの負担軽減が図られています。

さらに、高度運転支援技術の「Lexus Teammate(Advanced Drive)」搭載モデルでは、性能の向上が盛り込まれています。

周辺車両の動きへの配慮として、追い越し時に、側方間隔確保機能の作動条件をより積極的に作動するように変更されたことで、ドライバーの意志に寄り添った運転支援ができるようになったそう。加えて、車線変更支援できる場面が拡大され、被合流区間から区間外へのレーンチェンジ時の支援も可能になっています。

レクサスLS
高度運転支援技術の「Lexus Teammate(Advanced Drive)」の制御を向上させ、既存車にもソフトウェアアップデートで対応を図る

メーターグラフィックも視認性の向上を目的に背景色などが変更されています。なお、既存車(Advanced Drive搭載車に限る)も、無線通信を利用したソフトウェアアップデートによって同様の機能が提供されます。

さらに、新たに左右と後方にLiDAR(Light Detection And Ranging )が装着され、将来的な性能向上にも備えています。こちらも既存車(Advanced Drive搭載車に限る)にも販売店でのLiDARの装着が予定されています。

ほかにも、リヤシートリマインダー機能が全車に標準設定されています。また、「LS500」「LS500h」の一部改良として、「“マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンドサウンドシステム」が“version L”に標準化されています。また、全LSモデルに設定されている快適な空気環境に寄与する「ナノイー」が「ナノイーX」に進化し、快適性がさらに高められています。

レクサスLS
オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤLEXUSロゴ)を“F SPORT”にメーカーオプションとして新設定

ほかにも、オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤLEXUSロゴ)を“F SPORT”にメーカーオプションとして新設定。「LS500h」には、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)が標準装備されています。

価格は、3.5L V6エンジン+モーターのハイブリッド(Multi Stage Hybrid System)仕様の「LS500h」が1222万円〜1792万円。3.5L V6エンジンを積むガソリンエンジン車の「LS500」は、1071万円〜1578万円です。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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