佐々木亘 
目次
■高級車の証「スリーポインテッドスター」に100万円台から乗れる？ おすすめモデルをピックアップ
「最善か無か」（Das Beste oder nichts.）というブランドスローガンを掲げ、妥協のないクルマ作りが、世界中から多くの支持を集めるメルセデス・ベンツ。高級車といえばメルセデスが真っ先にイメージされる人気の自動車メーカーでしょう。
「高くていいクルマ」というイメージが強いメルセデス・ベンツですが、中古車市場に目を向けると、100万円台から購入できる手頃なモデルが数多くあります。
今回は、2016年式以降（5年落ち）のメルセデス・ベンツから、おすすめの5モデルを紹介していきます。
●Aクラス（W176型）A180
メルセデス最小のAクラスでは、2012年から2018年まで製造されていた、3代目Aクラス（A180）がおすすめです。
ボディサイズは全長4,290mm（4,355mm）×全幅1,780mm×全高1,420mm（1,435mm）で、本モデルからBクラスと同じCセグメント級の大きさへ移行しました。
全長が400mm延長され、室内の居住性は飛躍的に向上しています。
パワートレインには1.6L直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせ、駆動方式はFFです。
後期型のレーダーセーフティパッケージ装着車で150万円台から購入することができます。
●Bクラス（W246型）B180
ミニバンとコンパクトハッチバックの中間に位置し、メルセデスではコンパクトスポーツツアラーと呼ばれるのがBクラスです。
ボディ全高が高く、室内が広く使い勝手が良いBクラスは、ファミリーユースにピッタリの一台となります。
ボディサイズは全長4,365mm×全幅1,785mm×全高1,540mmです。全車にスポーツサスペンションを搭載し、キビキビとした運動性能を保持しながら全長を1,550mm以下に抑え、機械式駐車場への入庫も可能なサイズに収めています。
パワートレインには1.6L直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせ、駆動方式はFFです。
秀逸なパッケージングのクルマなのですが、知名度があまり高くないため、中古車価格は非常にリーズナブルとなっており、レーダーセーフティパッケージ搭載の後期型を120万円台から購入することができます。
●Cクラス（W205型）C180アバンギャルド
メルセデスの王道セダンであるCクラスでは、2014年から製造されている4代目モデルが狙い目です。
ボディサイズはセダンタイプで、全長4690mm（4,755mm）×全幅1,810mm（1,840mm）×全高1,430mm（1,445mm）となります。
ボディ形状はセダンの他にもステーションワゴン、クーペがあり多彩なタイプから、自分にぴったりの一台を見つけることができるのではないでしょうか。
パワートレインには1.6L直列4気筒ターボエンジンに9速ATを組み合わせます。駆動方式はFRです。
個体数が多く、価格も落ち着いているのがC180アバンギャルドです。180万円台から購入することができます。
●GLA（X156型）GLA180
人気のSUVカテゴリーでメルセデス・ベンツを選ぶならGLAがおすすめです。
ボディサイズは全長4,430mm×全幅1,805mm×全高1505mm（1,510mm）で、ベースとなるW176型のAクラスから全長140mm、全幅25mm、全高70mm拡大しています。
パワートレインは1.6L直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせ、駆動方式はFFです。
100万円台で狙えるのはGLA180とGLA180スポーツで180万円台からとなります。
●CLA（C117型・X117型）CLA180
せっかく高級車メルセデス・ベンツに乗るなら、流麗なボディラインを楽しめるクルマを選んでみてはいかがでしょうか。
CLAクラスは4ドアクーペとシューティングブレークのボディスタイルを楽しむことができるモデルです。
ボディサイズは全長4,640mm×全幅1,780mm×全高1,430mmです。ロングノーズとワンモーションにまとめられたクーペスタイルは、見ていて惚れ惚れとするデザインに仕上がっています。
パワートレインは1.6L直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせます。駆動方式はFFです。
CLA180とCLA180シューティングブレークともに、中古車価格は170万円台からとなります。
100万円台から購入できる、メルセデス・ベンツのおすすめモデルを紹介してきました。
個体数が多く、様々な色やグレードから選べるのも、メルセデス・ベンツの中古車の特徴ではないでしょうか。憧れのメルセデス・ベンツが、中古車なら少し身近に感じられるかもしれません。
（文：佐々木 亘）
