フォルクスワーゲンT-Roc「R」が大幅改良へ。新DLRを初公開!

■グリルはメッシュと組み合されたシングルスラットに刷新

フォルクスワーゲン(VW)は現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「T-Roc」ファミリーの改良型を開発しています。

これまでベースモデル、カブリオレのプロトタイプをスクープしてきましたが、ついに最強モデル「R」のプロトタイプをカメラが捉えました。

VW T-Roc R_006
VW T-Roc R 改良型 プロトタイプ

現行型となる初代T-Rocは2017年に発売、「R」は2019年に初めて設定されており、どちらもこれが初の大幅改良となります。

VW T-Roc R_009
VW T-Roc R 改良型 プロトタイプ

ヴォルフスブルクにある、VW本社近くの田園地帯で捉えたプロトタイプは、2本の水平スラットがメッシュと組み合わされたシングルスラットに置き換えられているほか、より厚いクロムストリップで覆われています。

また、スリムになったヘッドライト、大きなコーナーエアインテーク、垂直に配置されたLEDデイタイムランニングライトなども確認できます。

VW T-Roc R_003
VW T-Roc R 改良型 プロトタイプ

バンパーの垂直インレットが大きくなったようにみえるリアエンドでは、LEDテールライトのグラフィックや、バンパーが新設計されているようです。「Rライン」と最強「R」の違いは、アクラポビッチのディフューザーとクワッドエキゾーストパイプを装着している点です。

キャビン内の画像はまだありませんが、VW最新のインフォテインメントと、幅広い利用が可能な運転支援システムを備えた、デジタルコクピットが期待されています。

現行型のパワートレインは、最高出力300ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒TSIエンジンを搭載、7速DSGデュアルクラッチオートマチックトランスミッションを介して4輪すべてに動力が送られます。

また、よりハードなサスペンション、より強力なブレーキも特徴です。改良型では、「ゴルフR」が搭載する、より強力な2.0TSIバリアントを搭載する可能性があるといい、その場合、最高出力319ps・最大トルク420Nmを発揮します。

T-Roc改良型は2022年春、あるいは夏にデビュー予定で、Rは2022年秋以降と予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる