■エアインテークが拡大され、グリルパターンが刷新
アストンマーティンのクロスオーバーSUV『DBX』の開発車両を、ニュルブルクリンク付近で目撃しました。
DBXは同社初のクロスオーバーSUVとして2019年に誕生、今後数年間で、ハイブリッド、パフォーマンスモデル、クーペ、PHEVなど6つの派生モデルをラインアップすることを計画していると言われています。
捉えたプロトタイプは、フロントバンパーの大部分がカモフラージュで覆われていますが、エアインテークが拡大され、グリルパターンが現行型と異なって見えることがわかります。
さらにLEDデイタイムランニングライトのグラフィックも刷新されている様子も伺えます。
現行型のパワートレインはメルセデスAMGから供給された4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力550ps・最大トルク700Nmを発揮し、9速オートマチックトランスミッションと標準装備の全輪駆動システムに接続されています。また0-96km/h加速4.3秒、最高速度291km/の動力性能をもっています。
撮影したカメラマンはV型12気筒エンジン搭載モデルの可能性を指摘しましたが、車両ナンバーに基づいて調査を行ったところ、内部にはV型8気筒エンジンを積んでいることが発覚しました。
ということは、発売から2年が経過したタイミングからも、初の大幅改良モデルの可能性が高そうです。
改良型では、エクステリアデザインが刷新されるほか、既存のパワーが若干向上すると予想されます。
先月にはDBXのマイルドハイブリッドバージョンを捉えましたが、派生モデル第一弾として2021年内にデビューが期待されています。さらに2022年後半には、電動メルセデスAMGソースのV型8気筒エンジンを搭載したプラグインハイブリッドモデルが登場予定ですが、改良型のデビュー時期は定かではありません。