■「MC 20」の3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンを流用か
マセラティは現在、新型クロスオーバーSUV「グレカーレ」を開発中ですが、そのハイパフォーマンスモデル「グレカーレ トロフェオ」と思われるプロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
グレカーレは、FCAグループの「ジョルジオ」プラットフォームを採用、兄貴分「レヴァンテ」の下に位置し、市場ではポルシェ「マカン」やメルセデス・ベンツ「GLC」、BMW「X3」などがライバルとなります。
これまで何度かプロトタイプをスクープしてきましたが、今回捉えた車両にはこれまでと異なっている点が見られます。
先ず気がつくのは、より大型でスポーティなホイールです。その背後にはクロスドリルを備えるブレーキディスクと赤いブレーキキャリパーを装備しています。また後部ではクワッドエキゾーストパイプがインストールされており、高性能モデルである可能性が高そうです。
グレカーレ市販型は3つのグレードで発売されると予想されており、その一つがトロフェオです。ベースモデルには2.0リットル直列4気筒ターボエンジンにマイルドハイブリッドが組み合わされると思われます。
一方トロフェオでは2つの可能性が噂されています。1つは、アルファロメオ「ステルヴィオ クアドリフォリオ」に搭載されている2.9リットルV型6気筒リットルツインターボチャージャーで、この場合最高出力510ps、最大トルク600Nmが予想されます。
もう一つは、マセラティ「MC 20」の3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンの流用で、この場合は最高出力600ps程度まで高められるはずです。
グレカーレ市販型のデビューは11月ですが、トロフェオは2022年以降となるでしょう。
(APOLLO)