■起亜「EV6GT」からュアルモーター電気パワートレインを流用
ヒュンダイはフルエレクトリック・クロスオーバーSUV「IONIQ 5」(アイオニックファイブ)を2月にワールドプレミアしましたが、そのハイパフォーマンスモデルとなる「アイオニック5 N」をカメラが初めて捉えました。
高性能ブランド「N」は、これまで「i30」「i20」に設定。「コナN」はパフォーマンス部門初のSUVとなっており、「アイオニック 5」は電動モデル初の「N」となります。
アイオニック5は、アーキテクチャに「E-GMP」 (Electric-Global Modular Platform)を採用、58kWhと72.6kWhのバッテリーが用意されます。
4WDと組み合される上位モデルでは、システム全体で225kW(306ps)の出力、最大トルク605Nmを発揮、0-100km/h加速は5.2秒で駆け抜けます。
一方「N」では、起亜「EV6GT」フラッグシップにすでに採用されているデュアルモーター電気パワートレインを採用、これにより最高出力はベースモデルのほぼ倍となる600ps以上と噂されています。
また電子式ミッドスリップデファレンシャルを使用して4輪全てに動力を伝え、0-100km/h加速は3.5秒、最高速度260km/h(電子制御)のパフォーマンスを持ちます。
捉えたプロトタイプは、一見ベースモデルと変わっていませんが、フロントバンパーにワイドなエアインテークを備え、専用の大径ホイール、大型ブレーキなどを装備していることがわかります。
アイオニック5 Nのデビューは2022年内と予想され、開発責任者Albert Biermann氏のチームは、市販型ではハンドリングとドライブダイナミクスに重点を置くと語っています。