■新しい派手な「ダチア」ロゴを装着した最初のダチアモデルに
ルーマニアを拠点とする自動車メーカー「ダチア」が開発を進める新型オフローダーの市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
車名の無いこの新型モデルは、現在発売されている「ロガン MCV」の代替えモデルとなるようです。ロガンMCVは、2009年のジュネーブモーターショーで「ロガン ステップ」として初公開、同年10月に発売されたモデルです。
これまでボディ前後を完全にカモフラージュされたプロトタイプを目撃していましたが、今回は偽装も削ぎ落とされ、「ロガン セダン/ハッチバック」とは異なるクロムで装飾されたラジエターグリルを装備。
後部ではショルダーと垂直のリアライン、テールライトなどを備えるボルボ風デザインが見てとれるほか、より高い最低地上高や頑丈に見えるボディも確認できます。
市販型では、ルノー日産の「CMF-B」プラットフォームの簡略版を採用、コストを抑える戦略がとられます。この新しい7人乗りは、エンジンとギアボックスの両方をロガン セダンと共有すると予想され、新しい派手な「ダチア」ロゴを装着した最初のダチアモデルとなります。
新型オフローダーのワールドプレミアは、2021年9月にミュンヘンで開催されるIAAが濃厚となっており、車名は「Stepway」が有力候補の1つとなっています。