■「EQE SUV」と「EQS SVU」は2022年内、GクラスEVは2024年発売予定
メルセデス・ベンツは現在、複数のEV専用プラットフォームを準備していますが、そのスケジュールを入手しました。
同ブランドでは、その電化計画を加速しており、2025年までにラインアップの25%をハイブリッドまたはフルエレクトリック化することを、ラインアップの50%へ修正しました。
メルセデス・ベンツのマーケティング&販売担当のBritta Seeger(ブリッタ・シーガー)氏は、ミッドサイズ電気クロスオーバー「EQE SUV」とフルサイズ電気クロスオーバー「EQS SUV」を2022年内にデビューさせることをアナウンスしたほか、EQS SUVには最高級ブランド「メルセデス マイバッハ」バージョンを計画していると語りました。
さらに、同氏はフルエレクトリック版「Gクラス」を2024年に発売することを示唆しました。最新の噂では、9月初旬にミュンヘンで開催される「IAAモビリティ」においてGクラスEVが初公開されると予想されており、これが単に既存のEVバージョンなのか、それとも独自のスタイリングとプロポーションを備えたモデルなのかは不明ですが、2024年には市販化されることになる可能性が高いようです。
メルセデスのEV戦略は、2022年までにすべてのラインアップにフルエレクトリックモデルを設定、2025年以降発売される新型モデルはすべてエレクトリックモデルのみになり、これには高性能AMG部門も含まれるといいます。
これらの新型モデルをサポートするために、メルセデスはいくつかの電気用プラットフォームを開発しています。コンパクトモデル用「MMA」は2024年に登場、その後、中型、大型専用「MB. EA」、パフォーマンス車両用「AMG.EA」、商用モデル用「VAN.EA」など続々登場予定です。
また多数のバッテリーを必要とするため、世界中の企業と提携して、セル用に8つの工場を設立する予定のほか、「SilaNano」社と次世代シリコン・カーボン複合バッテリーにも取り組んでいるといいます。