日本のあらゆる冬道に対応する「MICHELIN X-ICE SNOW」シリーズに、13インチから20インチの計51サイズが追加

■履き始めから履き替え時まで、安定した高性能を維持

日本ミシュランタイヤは、2020年8月に発売されたスタッドレスタイヤの「MICHELIN X-ICE SNOW(ミシュラン エックス アイス スノー)」シリーズ(MICHELIN X-ICE SNOWを含む)に13インチから20インチの計51サイズを追加し、8月3日から順次発売すると発表しました。価格はすべてオープンプライスです。

ミシュラン エックス アイス スノー
計51サイズが追加された「MICHELIN X-ICE SNOW」

「MICHELIN X-ICE SNOW」は、バラエティに富んだ厳しい雪道(冬道)として知られる日本の冬季路面について、時期や地域、時間帯などあらゆる視点から分析。想定されるすべての路面環境下で高レベルの性能を発揮できるスタッドレスタイヤとして開発されています。

技術面では、新開発の「EverWinterGripコンパウンド(エバー・ウインター・グリップ・コンパウンド)」の採用がトピックス。剛性の高いポリマーベースの材質がコンパウンドに配合され、ベースコンパウンドとの摩耗差により微小な凹凸を生成することで、エッジ効果と水膜を破って接地するアイスグリップ性能を向上。

一方、雪上では雪踏み効果を発揮し、摩耗しても接地面の凹凸は再生され続けるため高い性能が長く続きそう。さらに、サイプの長さを従来品より28%増加することで、エッジ効果を強化。アイスグリップ性能に貢献しながら新トレッドパターンデザインにより増加したトレッドの接地面に対する溝の比率である「ボイドレシオ」がシャーベット路面やウェット路面で効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを発揮します。

ミシュラン エックス アイス スノー
「MICHELIN X-ICE SNOW」シリーズの追加サイズ一覧

さらに、2つのフルデプスサイプテクノロジーが搭載されています。「VTSサイプ」は、倒れこみを防止することで接地面を確保してアイスグリップを発揮しながら、厚みのあるサイプが雪上にしっかり食い込み雪踏み効果を発揮。また、「NewクロスZサイプ」が、3Dサイプによる倒れこみの防止により剛性を確保し、あらゆる路面で安定したハンドリングを実現します。

加えて、接地面効果を最大化するとともにアイス路面の水膜を除去し、氷上での高いグリップに貢献。従来品と比べると、アイス路面や雪上をはじめ、ドライやウェット路面でも安定したグリップ、ブレーキング、ハンドリング性能を発揮。

アイスブレーキング性能は「MICHELIN X-ICE3+」との比較で9%向上し、雪上ブレーキング性能は「MICHELIN X-ICE3+」から4%向上。さらに、高い性能が装着初期だけでなく、履き替える時までより長く続くようにコンパウンドや溝形状、サイプ の深さや数などが全面改良され、高い安全性と経済性を備えています。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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