水素満タンMIRAIで走ったことへ豊田章男社長、自工会会長、モリゾウさんから感謝状をいただきました!

■フランスを破り世界一になった快挙にモリゾウさんが反応!

●水素でカーボンニュートラルを一緒に!

スタート直後のMIRAI
スタート直後のMIRAI

先日、MIRAIを満タンにし、1040.5km走破したことをお伝えしましたが、これについて、なんとなんと!トヨタ自動車株式会社取締役社長であり、日本自動車工業会会長であり、ドライバーのモリゾウ選手でもある豊田章男さんから感謝状をいただきました。

宛名は私を含むドライバーへ向けたもので、驚きです!

内容は以下の通りです。

=====
感謝状
パリでMIRAIが1回の水素充填で
1000キロの走行を達成したと聞いて
皆様は
「なんで日本の技術である水素燃料電池で
フランスが世界記録をだしちゃうの? 悔しい!」

と声を上げ
真っ先に550万人を代表して
行動を起こしてくださいました。

この日本で
我々自動車産業がペースメーカーとなり
カーボンニュートラル実現に向かっていくんだ
という熱い気持ちを感じました。
まさしく「意志ある情熱と行動」だと思います。

そして本当に1040.5キロを走り
世界記録を更新されました!

燃料電池車の実力を示していただき
本当にありがとうございました!

先日の水素エンジンカローラは
1634キロ走るのに35回の充填が必要でした。

MIRAIは1回の充填で1040.5キロ。
まだまだプラクティカルになるまでは
長い道のりだと思いますが、
カーボンニュートラルへの選択肢を広げる努力を
我々も続けてまいります。

これからも一緒に頑張っていきましょう!

日本自動車工業会 会長
豊田章男
=====
ホンダはF1で4連勝
WRCでもトヨタが4連勝
我らが勝田貴元は
日本人として27年ぶりの表彰台…

550万人の仲間が
世界に勝利する姿は最高に気持ちがいい!

貴元はフランス人のオジエに及びませんでしたが
皆さんはフランス戦に快勝してくれました。

最高です!!
ありがとうございました!

Morizo
=====
なんのギャラも払っていませんが
私どものイチオシ商品”MIRAI”の
最高のアピールをしていただきました。

ありがとうございました!

ギャラは出しませんが
副賞を贈らせていただきます。

水素といえば福島県の浪江町!

浪江町のナミエウォーター1年分を
送りたいと思います。

今後もトヨタのこと、
そして550万人の仲間のために
ステキな記事を書いていただければ幸いです。

無理に褒めてとは言いません。
未来の笑顔につながるように
JAPAN LOVEの気持ちを込めて
正しく書いていただければと思います。

よろしくお願いいたします!

トヨタ自動車株式会社 取締役社長
豊田章男
=====

いやいや、感激しました。何のギャラももらってませんが…(笑)

トヨタの社長からと自工会会長からとあのモリゾウさんから感謝状をもらってしまうとは、一生の宝モノ級です。

先祖代々受け継ぐような快挙です。

1000kmオーバーのゴールを迎えるMIRAI
1000kmオーバーのゴールを迎えるMIRAI

それにしても、豊田章男さま、私が言うまでもありませんが、素晴らしいリーダーシップ、スピード感なんですね。以前から、モーターショーのトヨタ自動車控室にスタッフへ向けた労いのメッセージを残したりというエピソードをお聞きしておりましたが、社外に向けても同じようにスピーディに良いことがあれば褒める。人のやる気の出しかた、タイミングが絶妙過ぎます。

首都高を走るMIRAI
首都高を走るMIRAI

日本人は日本の発明を良いと思わず、舶来の技術を良しとする傾向にあると聞きます。また、日本人は他人の成功を褒めるのが下手だとも聞きます。次の世代の人たちには、ぜひそれをカイゼンして、自分のミライを作っていっていただければと感じます。

そのためには、そろそろ引退も見えてきた我々世代も最後の頑張りを見せねば!と思う次第です。

(文・写真:クリッカー編集長 小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
続きを見る
閉じる