■限定87台、アップグレード費用は960万円からのスーパー911
ドイツでポルシェのチューニングを専門に手掛ける世界的チューナー「TECHART」(テックアート)が、新世代の「GTストリートR」を世界初公開しました。
992シリーズの「911ターボ/911ターボS」をベースにフルカスタムされた新型モデルは、パワーアップするだけでなく、カスタムボディキットを提供、特定の角度からは宇宙船のように見せています。
GTストリートRはテックアートが2016年、ポルシェ「911ターボS」をベースにしたチューニングカーとして発表されました。今回発表されたのはその後継モデルとなります。
先代モデルと比較して、新型ではより速く、より強力であるだけでなく、カーボンファイバーを多用、はるかにアグレッシブなエクステリアを持っており、誰もがこれを通常の911と間違えることはないはずです。
同ブランドによると、風洞テストによりフロントアクスルでのリフトが大幅に減少(140km/h/87mphで最大45%)、リアアスクルでのダウンフォースが増加し、インタークーラーへの空気の流れが最適化されたといいます。
フロントエンドでは、エアインテーク用の新設計されたカバー、より際立つスプリッター、側面の追加フラップ、「911 GT3」新型と同様のエアインテークを備える新設計のボンネットフードが確認できます。またサイドシルエクステンションのほか、フロントフェンダーにはGT3 RSのようなエラも見てとれます。
特徴的なのは、大型のカーボンファイバー・リアウィングでしょう。下部では新設計されたリアバンパーの大部分がブラックで塗装され、カーボンファイバーディフューザーとマッチしています。ステンレス製のスポーツエキゾーストシステムには2つの大型テールパイプとバルブコントロールを装備、音量調整が可能です。