■「PPE」アーキテクチャを採用、アウディ「A4 E-Tron」と兄弟モデルの可能性
ポルシェは2019年にブランド初量産EVセダン「タイカン」をワールドプレミアしましたが、今度はその下に位置するモデルを開発している可能性があることがわかりました。
量産型ではタイカンから流用する「PPE」(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用。2022年に発売予定のアウディ「Q6 E-Tron」や、2023年に登場予定のフルエレクトリック「マカン」次世代型につづくと見られます。
PPEは、350kWの急速充電とトルクベクタリングのサポートはもちろん、全輪ステアリングとエアサスペンションを提供することにより、同じグループであるVWの「MEB」より洗練されていると言われます。
この計画はAutocar誌の調べによると、テスラ「モデル3」やBMW「i4」に対抗するモデルを計画していることは認めていますが、まだ承認されていない状況で、同ブランドは10年前に商標登録し話題となった「Cajun」の車名が採用される可能性があるといいます。
現時点で承認されていないということは、2025年までに製品版が登場する可能性は低いと思われますが、生産が決まれば、ポルシェのライプツィヒ工場で製造されると思われ、後輪駆動タイカンの日本国内価格1171万円を下回ることが確実であるとともに、大きな需要が見込まれるでしょう。