■最高出力600ps・最大トルク800Nm、最高速度は270km/hの高速SUV
ドイツを拠点とするチューニングメーカー「ABT」は、アウディの高性能クロスオーバーSUV「SQ8」を強化するボディキットを世界初公開しました。
ブラックに仕上げられたボディには、特注のフロントエプロン、リアスカートセット、ルーフスポイラー、マットを装備。足回りには23インチの巨大ホイールセットを装着しています。
ハイライトはその心臓部です。ベースとなる「SQ8」では、最高出力507ps・最大トルク770Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しますが、ABTチューンでは同エンジンをブーストアップし、最高出力は+143psの最大650ps・最大トルクは+80Nmの最大850Nmを発揮します。
このパワートレインにより、0-100km/h加速は4.1秒から3.8秒に短縮、これは最高出力600ps・最大トルク800Nmを発揮する「RS Q8」と同等のスペックです。また最高速度も20km/h増加し、270km/hのスーパーSUVに進化しています。
アップグレードの価格は22,900ユーロ(約300万円)ですが、塗装と工賃を含めると3,445ユーロ(約46万円)加算され、合計350万円近くかかるといいます。
ABTでは、最高グレード「RS Q8」のパフォーマンスアップグレードも可能で、この場合、最高出力は600psから740ps、最大トルクは920Nmへ引き上げられ、0-100km/h加速は3.5秒、最高速度315km/hを誇ります。
「ABT RS Q8-R」と名付けられるカスタムキットは、同ブランド125周年を記念して限定125台が発売されます。