ヤリスクロスに「アドベンチャー」グレード登場! 気になる国内モデルとの違いは?

■内外装の差別化でプレミアム感を演出

国内仕様のトヨタ「ヤリスクロス」

トヨタ自動車が昨2020年8月末に発売を開始したコンパクトSUV「ヤリスクロス」。

ヤリスシリーズの中で約40%前後の販売を占めており、人気の高さから生産が追い付いていないようですが、昨年には約3.3万台を販売。今年に入っても1月に9,350台、2月に6,930台と、半年間に渡って8,000台/月ペースの販売を維持しています。

欧州向けトヨタ「ヤリスクロス」のエクステリア

そうしたなか、欧州トヨタが本年9月よりヤリスクロスの欧州導入を開始すると発表しました。

国内市場に対し、ほぼ1年遅れの欧州導入となるわけですが、同社の発表によると、国内向けには無い新たな仕様が加えられています。

●欧州向けに「アドベンチャー」グレードを設定

ガソリンモデルの設定が無く、HVのみとなっているのに加え、「アドベンチャー」グレードが設定されており、国内モデルとは内外装の随所に仕様差がみられます。

欧州向けトヨタ「ヤリスクロス」のリヤビュー

まずエクステリアでは、前後バンパー下部にプロテクターが追加されており、フロントバンパー開口部を囲むガーニッシュを設定。

ルーフにはシルバー色のルーフレールが装備されており、ダークグレー色の18インチアロイホイールを装備するとともに、最低地上高が国内仕様の170mmから10mm程度引き上げられているようです。

欧州向けトヨタ「ヤリスクロス」のインテリア

インテリアではインパネ廻りやルーフ・ヘッドライニングが黒基調でまとめられており、専用デザインのシートを装備。シフトレバーにはブーツが設定されており、ピアノブラック塗装のコンソール&ドアべゼルに加え、インパネやドアトリム上を走るゴールドカラーのモールなどが目を惹きます。

欧州向けトヨタ「ヤリスクロス」のインテリア

フランスのバランシエンヌ工場で製造される欧州向け「ヤリスクロス」は、9月の正式販売開始に先立ち、本年の第2四半期初頭にオーダー可能になるそう。

国内市場では、現在も半年前後の納車待ちを強いられている状況ですが、欧州向けの「アドベンチャー」グレードでは前述のとおりプレミアム感が演出されており、日本でも今後同様のグレード設定や専用パーツの設定が望まれます。

Avanti Yasunori

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トヨタ ヤリスクロス https://toyota.jp/yariscross/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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