■近い将来2台を予定、「AMG i-Booster tech」採用で4.0リットルV8並の性能
メルセデス・ベンツが誇る高性能部門AMGは、ブランド初となるフルエレクトリックモデル2台を近い将来発表すると示唆、そのうち1台は2021年内にデビューすることを発表しました。
発表の中で同社は「EVはAMGの43や53シリーズのパフォーマンスセグメントにおける、新時代の大使です」と表現しており、それらをベースに開発が進められている可能性もありそうです。
AMG EVは前後に2基の電気モーターを備えており、400Vのリチウムイオンバッテリーにはパワートレインの追加のパフォーマンスを処理する独自ワイヤーハーネスがあるといいます。
また電気的回復と油圧ブレーキの減速を組み合わせる「AMG i-Booster tech」を採用、現在の4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンモデルと同等の性能を発揮し、0-100km/h加速は4.0秒以下、最高速度は250km/hのパフォーマンスを誇ります。
デザインでは、AMGトップスペックモデルのパナメリカーナグリルに似た、垂直グリルを備えた新設計のグリルを搭載するほか、バンパー、サイドシル、空力要素の変更などが予想されています。
内部では、厚みのある強化シート、EV専用のスポーティなトリムを備える可能性が高いようです。また、スピーカー、シェーカー、サウンドジェネレーターなどを微調整し、標準のEQモデルより高品質なサウンド「AMG サウンドエクスペリエンス」を備えるといいます。