■最高出力680ps、0-100km/h加速3.0秒のパフォーマンス
マクラーレンは、新型ハイブリッド・スーパーカー「アルトゥーラ」を2月に発表したばかりですが、その派生オープンモデルとなる「アルトゥーラ スパイダー」が設定される可能性が高いことがわかりました。
アルトゥーラは、「570S」に代わる全く新しいプラグインハイブリッドモデルです。その心臓部には、3.0リットルV型6気筒エンジンとEモーター、高エネルギー密度バッテリーを搭載、最高出力は680ps・最大トルク720Nmを発揮します。
また、最軽量状況下では1395kgという「MCLA」(マクラーレン・カーボン・ライトウェイト)ボディにより、0-100km/h加速3.0秒の爆発力を秘めています。
デザイナーのAkysyonov Nikita氏が提供してくれた予想CGは、レッドブレーキキャリパー、フロントフェンダーベント、そしてドアハンドルにはスポーティな赤いアクセントを装備、ベリーズブルーカラーで仕上げられています。
通常、オープントップバージョンでは、ルーフを失う分、剛性の低下を補うためにシャシーの補強が必要になるため、オープン型ボディの開発というものは簡単な話ではありません。しかしアルトゥーラは新しいカーボンファイバータブをベースにしており、軽量であるだけでなく構造剛性も向上しているため、オープンバージョンの開発はそれほど時間を要しないはずです。
オープンルーフの仕様は現段階で不明ですが、「720S スパイダー」同様カーボンファイバー製「RHT」(リトラクタブルハードトップ)を採用、開閉機構は油圧式ではなく、電動式ルーフとなり、ワンタッチで透明度の切り替えが可能な「エレクトロクロミック」ガラスがオプション設定される可能性があると思われます。
順調に開発が進めば、アルトゥーラ スパイダーのワールドプレミアは2022年春ごろで、価格はベースモデルを上回る4000万円程度が予想されています。
(APOLLO)