■ホイールベースを250mm拡張。ホイールは5穴ピッチ採用か
ベントレーが開発を進めるクロスオーバーSUV「ベンテイガ」ロングホイールベースバージョンの最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代となる現行型ベンテイガは2016年に発売、2019年には最高出力635psを発揮する「ベンテイガ スピード」を設定しました。2020年には一部改良が行われ、100mmのフットスペースが追加されましたが、EWB(エクステンデッド・ホイールベース)では、大幅に改善することが期待されています。
現行型のサイズは全長5,140mm、ホイールベース2,995mmですが、約250mm長くなることが予想されています。
豪雪のフィンランド山中で捉えたプロトタイプは、創業100周年のマーケティングキャンペーン「BEYOND100」の巨大ペイントを施し、ルーフにライトバーを設置。ホイールは前回のセンターロック式から5穴ピッチに変更されているようです。
パワートレインは、最高出力550ps・最大トルク770Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジン、最高出力635ps・最大トルク900Nmを発揮する6.0リットルW型12気筒ツインターボエンジン、さらに最高出力450ps・最大トルク700Nmを発揮するプラグインハイブリッドもカードに入っている可能性がありそうです。
また、ベントレー「Beyond100」プログラムでは、同ブランドがICEを段階的に廃止、EVに置き換えられていくと思われ、長い歴史の中でも最大の変化となると予想されます。
ワールドプレミアの日程は不明ですが、遅くとも2021年内には発表されると思われます。また、当初、EWBヴァージョンは中国市場専用とみられていましたが、高級セダン「ミュルザンヌ」の、WEBバリアント廃止によって生じるギャップを埋めるため、グローバル展開する可能性もありそうです。
(APOLLO)