スズキ・ソリオ/ソリオバンディット、ハスラーの全方位モニターを市販カーナビでも使える全方位モニター変換アダプター、電源コードセットが発売

■純正と互換性のあるボタンスイッチで操作可能

スズキのソリオ/ソリオバンディット、ハスラーにメーカーオプションで設定されている全方位モニターは、フロント、両サイド(ドアミラー下)、リヤの4カ所に設置されたカメラにより、車両を真上から見下ろしているような俯瞰映像をはじめ、発進時など周囲を確認する際に重宝する「3Dビュー(室外視点、室内視点の切り替えが可能)」、見通しの悪い駐車場や路地などから出る際に視界をサポートする「左右確認サポート機能」などが備わり、ドライバーの死角をフォローしてくれる装備です。

ワンストップ 全方位モニター
市販カーナビでも全方位モニターが可能になる全方位モニター変換アダプター装着イメージ

これは対応ナビゲーションの装着が前提のパッケージオプション(全方位モニター、メモリーナビゲーションなどとのセット)となっており、「全方位モニター用カメラパッケージ装着車」は、販売店(ディーラー)オプションのナビを装着する場合には、別売のカメラコントロールキットと電源コネクタが必要になります。
2021年2月25日、カーAV周辺機器のメーカーであるワントップが、スズキ全方位モニター変換アダプター「TPS075BA」と、スズキ車用電源コードセット「TPS083DC」を発売しました。価格は変換アダプターの「TPS075BA」が9,800円(税別)、電源コードセット「TPS083DC」が2,500円(税別)となっています。本機の「TPS075BA」を使うことで、市販カーナビで全方位モニターの使用ができます。

ワンストップ 全方位モニター変換アダプター
ボタンスイッチの操作シーン

純正との互換性のあるボタンスイッチが付属しているのが特徴で、これをボタンホールに取付けることで、後付け感のない自然な見た目を実現したそう。ヘッドライト点灯時には、ボタンスイッチイルミも点灯し、暗い場所や夜間での視認性も向上します。

操作方法は、10km/h以下の状態でボタンスイッチを押すか、ギヤを「R(リバース)」に入れると全方位モニター映像が表示されます。各ビューの切り替えや設定もこのボタンスイッチで操作。これにより、好みの市販ナビを選択することが可能になり、スマートな見た目の純正との互換性のあるボタンスイッチで全方位モニターを利用することができます。

ワンストップ
変換アダプターの「TPS075BA」、電源コードセットの「TPS083DC」

なお、全方位カメラ付車と市販カーナビの組み合わせには電源コードセットの「TPS083DC」が必要。また、全方位モニター(カメラ映像)は、デジタル伝送方式になり、ソリオ/ソリオバンディット、ハスラーにおける全方位カメラ付車の電源コネクターの仕様が変更され、従来のコネクターではカーナビなどカーAVの配線接続ができなくなっています。そのため、先のアダプターの発売とあわせスズキ車用電源コードセット「TPS083DC」も発売されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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