■スリムなヘッドライトを装備。ホイールベースは延長
2020年6月、フォードとVWは両社の提携を正式に締結しましたが、その最初のモデルとなるであろう「トランジット/トルネオ」次世代型のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
この提携によりVW次世代EV用プラットフォーム「MEB」がフォードへ供給されるほか、VWはフォードのピックアップトラック「レンジャー」をベースとする「アマロック」を発売します。
今回捉えたトランジットは、1965年から55年以上欧州で販売されているパネルバン/ミニバス/ピックアップトラックです。
キャリアカーで輸送中を捉えたプロトタイプは、開発終盤とみられる兄弟モデルVW「T7」と対照的に初期段階であり、現行型のテストミュールのためディテールは不明ですが、注目は6つのラグナットです。現行型トランジットカスタムも、より大型のトランジットも5つのラグナットのため、ボディが大型化されることが予想されます。
また、ボディに複数の白い点がみられますが、おそらくフロントフェンダー、ボンネット、バンパーに取り付けられたダミーパネルを保持するためのリベットと思われます。
フロントエンドは現行型に非常に似ていますが、ヘッドライトがわずかにスリムになっている様子が伺えるほか、ボディサイズはホイールハウスには広いスペースがあり、ホイールベースが延長されると予想されます。
トランジット次世代型のワールドプレミアは、2022年以降が有力です。
(APOLLO)