EVAレーシング、D1GP初号機GRスープラの大迫力【東京オートサロン2021】

■エヴァRT初号機スープラ【D1 GRAND PRIX】

D1 GRAND PRIX参戦のド迫力なエヴァRT初号機スープラ。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラ

かなりワイドとなったGRスープラのボディ。このエアロを含めたボディキットはHKS製で全幅は余裕で2mを超えます。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラ

フロントのスポイラー類も圧巻ですが、リアスタイルもド迫力。オーバーフェンダーの上部にもフラップが付き、リアスポイラーと併せてマシンを地面に抑えつける役割を担います。

●いよいよ実戦投入

実はエヴァRT初号機スープラは、予定されていたマレーシアのプロドリフトドライバー・ツンクージャンレイ選手がコロナ禍の影響で来日することが出来ず、マシンはD1 GRAND PRIXで一度も走ることなく今日まで来てしまいました。

しかし、その間もマシンの開発は行われており、現在のエヴァRT初号機スープラはなんと箱替え、ボディーチェンジがなされているとのことです。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラの3UZターボエンジン

搭載されるエンジンは3UZターボで、1000馬力以上のパワーを誇ります。搭載位置は限りなく後方に追い込まれ、大型のタービンはエンジンの前方に配置。排気管はタービンから直接上方へ伸び、ボンネットを貫通しての排気となります。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラのカーボンボンネット

そのためボンネットの前方には排気管用の穴が開いています。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラの冷却系はリアに移設

重量バランスと熱効率から、ラジエター、インタークーラー、オイルクーラーなどは全てリアに移設されています。

エヴァRT初号機スープラの冷却系はリアに移設
エヴァRT初号機スープラの冷却系はリアに移設

冷却系はまとまるとかなりの重量となるため、リアに移設することで最適な重量バランスとなるようです。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラのサイドミラーはカメラ!

追走などで極めて重要なアイテムとなるサイドミラーはカメラによるタイプに替えられています。

エヴァRT初号機スープラのサイドミラーはカメラ!
エヴァRT初号機スープラのサイドミラーはカメラ!

鮮明にサイドが見えることから、かなり接近した追走バトルを観ることができるかもしれません。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラのタイヤはTOYO TIRES PROXES R888R Drift

エヴァRT初号機スープラのタイヤはTOYO TIRES PROXES R888R Drift、ホイールはRAYSのgram lightsという常勝鉄板の組み合わせ。

エヴァRT初号機スープラ
エヴァRT初号機スープラ

このエヴァRT初号機スープラ、いよいよD1 GRAND PRIX 筑波ラウンドで実戦に投入されることになるようです。

その雄姿をぜひとも目に焼き付けたいところですね。

(松永 和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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